TikTokを見ていたら、Michael Jacksonの「Beat It」をかなり独特なスタイルで歌う男性が流れてきました。
歌い方も表情も、一度見たら妙に頭に残ります。
「この人はいったい誰なんだ?」
そう思って調べてみると、予想以上に有名な人物でした。
名前はSandaru Sathsara(サンダル・サトサラ)
スリランカ出身の音楽クリエイターで、YouTubeの登録者数は約200万人。総再生回数も2億回を超えています。
しかも今回見かけた「Beat It」だけで人気になった人ではありません。
Bon Joviの「It’s My Life」をはじめ、Michael JacksonやSiaなど世界的に知られるアーティストの楽曲、さらには誰もが知っている「Happy Birthday」まで、自分流に次々とアレンジしています。
海外ではかなり有名な一方、日本ではまだ名前まで知っている人は少なそうなSandaru Sathsara。
いったい何者なのでしょうか。
Sandaru Sathsaraとは何者?
Sandaru Sathsaraは、スリランカ出身のシンガー・音楽クリエイターです。
有名な洋楽を独特の歌い方やアレンジに変え、YouTubeやTikTokを中心に世界中から注目を集めています。
動画だけを見ると、「面白い歌い方をする海外のYouTuber」という印象を受けるかもしれません。
ただ、調べてみると単なるネタ系クリエイターではありませんでした。
Apple Musicのプロフィールによると、幼い頃から音楽に触れ、音楽教師だった母親から音楽を学んで育った人物です。
2019年ごろからはDAWを使った音楽制作にも取り組んでおり、自身でアレンジや音源制作も行っています。
つまり、ただ有名曲を変わった歌い方で歌っているのではなく、音楽的な土台を持ったうえでSandaru Sathsaraらしいスタイルを作っているわけです。
そして、そのスタイルを世界中に知らしめた曲があります。
「It’s My Life」で一気に世界へ
Sandaru Sathsaraの代表作といえるのが、Bon Joviの「It’s My Life」です。
2021年にYouTubeへ公開された「Its My Life | Sri Lankan Version」は、2026年現在で約6,000万回再生されています。
ちょっとバズった、という数字ではありません。文字通り世界中の人に見られた動画です。
本人も「It’s My Life」をきっかけに世界中にファンが増えたと紹介しています。
この動画を見ると、Sandaru Sathsaraがなぜ人気になったのかもなんとなく分かります。
原曲をそのまま再現するタイプのカバーではありません。
メロディーは知っている……でも、歌い方は予想と違う。…… 表情も独特。
それなのに、ちゃんと音楽として成立しています。
この絶妙なバランスがSandaru Sathsaraの面白さなのでしょう。
Beat Itだけではなく「知っている曲」ばかり
今回私がTikTokで見かけた「Beat It」は、2026年8月28日にリリースされたばかりの新しい作品です。
ところがSandaru Sathsaraの楽曲を見ていくと、「Beat It」だけではありません。
Michael Jacksonの「Billie Jean」「Smooth Criminal」、Bon Joviの「It’s My Life」、Siaの「Unstoppable」、最近ではROSÉとBruno Marsの「APT.」まで歌っています。
ここまで見て気づいたのが、Sandaru Sathsaraはかなり意識して「多くの人が知っている曲」を選んでいるように見えることです。
原曲を知らなければ、独特なアレンジとの違いも伝わりにくい。
しかし「Beat It」なら、最初の数秒で何の曲か分かります。
そして、「そこをそんなふうに歌うの?」という原曲との差そのものが面白くなる。
言葉が分からなくても楽しめるので、国境を越えて動画が広がっていくのも納得できます。

調べていて一番気になった「Happy Birthday」
個人的に特に面白かったのが「Happy Birthday」です。
洋楽に詳しくなくても、この曲ならほとんどの人が知っています。
Sandaru Sathsaraは2026年、「Happy Birthday」を題材にした作品を複数発表しています。
しかも1曲だけではなく、「Happy Birthday Rasta」「Happy Birthday Habibi」「Happy Birthday Bhai」といった派生版まで展開しています。
ここまで来ると、有名曲は単なるカバー対象ではないのでしょう。
みんなが知っているメロディーを素材に、「自分ならこう歌う」と遊んでいるように見えます。
Happy Birthdayほど世界共通で知られている曲なら、国籍や年齢を問わず楽しめます。
TikTokやYouTube Shortsとの相性がいい理由も、このあたりにありそうです。
Sia本人まで反応していた

Sandaru Sathsaraの人気を象徴するエピソードもあります。
Siaの「Unstoppable」をSandaru Sathsaraがカバーした際には、Sia本人がその動画をTikTokでシェアしています。
これはなかなかすごい話です。
有名曲を独自にアレンジしてバズっただけではなく、本家アーティスト本人のところまで届いたわけです。
「Unstoppable」のSandaru Sathsara版もYouTubeで2000万回以上再生されており、「It’s My Life」だけの一発ヒットではありません。
複数の曲で大きな再生数を記録していることからも、楽曲そのものだけでなくSandaru Sathsaraのスタイルにファンが付いていることが分かります。
なぜ何度も見たくなるのか

Sandaru Sathsaraの動画は、最初の数秒で「何かが違う」と分かります。
曲は知っている。
でも聞き慣れた歌い方ではない。
そのうえ、本人はかなり真剣そうな表情で歌っています。
このギャップが妙に気になります。
さらに単純にふざけているだけではなく、きちんと歌えている。
だから一度見て終わるのではなく、「ほかの曲はどうなっているんだろう?」と次の動画を見たくなります。
筆者も「Beat It」を見たところから調べ始めたのですが、気づけば「It’s My Life」や「Happy Birthday」まで次々と確認していました。
曲そのものではなく、
「Sandaru Sathsaraがこの曲を歌ったらどうなるのか」
が楽しみになってくるわけです。
言ってしまえば、いろいろな名曲を次々と「Sandaru化」してしまう。
これこそ彼の最大の魅力なのかもしれません。
世界では有名なのに日本ではまだ名前が知られていない?
YouTube登録者約200万人、総再生回数2億回超。代表作は約6000万回再生。
数字だけを見れば、Sandaru Sathsaraは十分に有名なクリエイターです。
一方、世界的な規模に比べると、日本ではまだ名前の認知度はそれほど高くなさそうです。
日本語でSandaru Sathsaraについて調べても、海外の音楽配信サービスやプロフィールページが中心で、日本語で詳しく人物を紹介する記事はまだ多くありません。
そのため日本では、
「動画は見たことがある」
「TikTokで流れてきた」
「でも名前は知らなかった」
という人が多いのかもしれません。
今回筆者が気になったのも、まさにそのパターンでした。
しかも「Beat It」は2026年8月28日にリリースされたばかり。
これからTikTokなどで動画を見る日本人が増えれば、
「Beat Itを歌っているこの外国人は誰?」
とSandaru Sathsaraを調べる人も増えていきそうです。
Sandaru Sathsaraは「謎の外国人」どころか世界的人気クリエイターだった

TikTokで流れてきた「Beat It」をきっかけに調べ始めたSandaru Sathsara。
最初は独特な歌い方をする海外のクリエイターくらいに思っていました。
ところが実際には、YouTube登録者約200万人、総再生回数2億回超。
「It’s My Life」は約6000万回再生され、「Unstoppable」ではSia本人からも反応されています。
そして「Billie Jean」「APT.」、さらには「Happy Birthday」まで、誰もが知っている曲を次々と自分の世界に変えてしまいます。
一度名前を知ってしまうと、次におすすめへ出てきた時は、
「今度は何をSandaru化したんだ?」
と少し気になってしまいそうです。


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