小籔千豊さんが、2026年末で吉本興業との専属マネジメント契約を終了します。
「吉本を辞める」と聞くと、どうしても宮迫さんや加藤さんのように「何か揉めた?」「会社に不満があった?」と考えてしまいますが、今回の話は少し違います。
小籔さん本人が2026年9月19日公開の『ざっくりYouTube』で理由を詳しく説明しており、むしろ印象に残ったのは、

吉本におる意味ないんかな
と考えるようになったという部分でした。
しかも吉本と完全に縁を切るわけではありません。2027年からは新たに「パートナーシップ契約」を結びます。
これは単なる芸能人の退所ニュースというより、50代になって「これからどう働くか」を考え直した話として読むと、かなり面白いです。
小籔千豊は本当に吉本を辞める?
正確には、2026年12月31日で吉本興業との「専属マネジメント契約」が終了します。
そして2027年1月1日からは、吉本興業と「パートナーシップ契約」を結ぶことが正式発表されています。
吉本側も、小籔さんから「新しい環境での活動にチャレンジしたい」という申し出があり、その意向を尊重して双方合意したと説明しています。
つまり、「吉本と絶縁して独立」という話ではありません。
所属タレントとしての関係から、より自由度の高い協力関係へ変わる、と考えた方が実態に近そうです。
なぜ吉本を辞めようと思ったのか?
動画で語られた理由を聞くと、「これが原因」という大事件があったわけではありません。
むしろ、小籔さんにとって吉本に所属する意味だったものが、少しずつ変化していったことが大きかったようです。
新喜劇との関わりが大きく変わった
小籔さんといえば、やはり吉本新喜劇です。
2006年から約16年間座長を務め、2022年8月に座長を勇退しました。当時の吉本の発表では、座長勇退後も新喜劇への出演は続けるとしていました。
しかし、その後は以前ほど劇場へ行く機会がなくなり、芸人仲間と日常的に顔を合わせる環境も変わっていったといいます。
小籔さん自身、新喜劇について「これでご飯を食べさせてもらった」という趣旨で感謝を語っています。
だからこそ、嫌になって離れるというより、

自分と吉本を強く結び付けていたものが一区切りした
という感覚なのかもしれません。
KOYABU SONICもラストを迎えた

もう一つ大きいのが「KOYABU SONIC」です。
小籔さんは動画で、このイベントについて吉本だからこそ自分の思い描く形で実現できたと振り返っています。
そして2026年9月には、KOYABU SONIC自体もラスト開催を迎えました。
9月23日の最終日には池乃めだかさんも登場。小籔さんは「一生のお別れではありませんが、お世話になりました」と新喜劇への感謝を語っています。
新喜劇、劇場、KOYABU SONIC。
これまで吉本に所属している意味として大きかったものが、ほぼ同時期に節目を迎えたわけです。
「吉本じゃできないこと」は実はあまりない
『ざっくりYouTube』で千原ジュニアさんから、
「吉本にいたらできないけど、辞めたらできることって何?」
という趣旨の質問をされ、小籔さんは「そんなにない」と認めています。
むしろ吉本については、「何でもさせてくれる」会社だと評価していました。KOYABU SONICについても、多くの社員が長期間関わってくれたことに感謝しています。
つまり、「今の会社ではやりたいことができないから辞める」という独立ではないのです。
それでも環境を変えるたい!
小籔さんは自身の現状をパチンコ台にたとえ、今までのまま芸能活動を続ける選択肢がある一方、「辞める」という一発も残されているように感じたと話しています。
ここにはかなり共感する人がいるのではないでしょうか。
不満があるわけではない。
給料や仕事がなくなるわけでもない。
むしろ居心地も悪くない。
だからこそ、そのまま何十年も同じ環境にいる可能性もある。
そこであえて一度環境を変えてみる。
私は今回の退所で一番興味深いのはここだと思います。
政治家になる?新事業を始める?

では、吉本を離れて何をするのでしょうか。
動画では「政治家を目指すのか」「何か事業を始めるのか」といった話も出ましたが、小籔さんは明確に否定しています。
現時点で、「これをやるために辞める」という巨大な新プロジェクトがあるわけではなさそうです。
むしろ先に環境を変え、そのあと何が起こるかを見てみる。
計画をガチガチに固めた独立ではないところも、小籔さんらしく感じます。
ざっくりYouTubeは終了する?
ファンにとっては、こちらの方が気になっていたかもしれません。
結論からいえば、『ざっくりYouTube』は今後も継続する方向です。
しかも小籔さんは、吉本へ退所意思を正式に伝える前から、この点をかなり気にしていたそうです。

会社を辞めたら、今出演している企画はどうなるのか?
と、吉本社員3人ほどに世間話のように聞いて回り、いずれも「続けるのではないか」という趣旨の回答だったことから、「これならできる」と判断したと説明しています。
退所を決める前から『ざっくりYouTube』の存続を確認していたというのは、ちょっと笑ってしまいます。
そして千原ジュニアさん、後藤輝基さん、岩尾望さんも継続に前向き。
細かな運営方法については今後調整されるようですが、現時点では4人の『ざっくりYouTube』がなくなる可能性は低そうです。
「会社を辞める」より「会社との関係を変える」
今回の小籔さんの選択は、昔ながらの「独立」と少し違います。
吉本を批判して飛び出すわけでもないし、仕事を全部捨てるわけでもない。
2027年からも吉本とのパートナーシップは残ります。
私はここに今っぽさを感じました。
会社員である私も、「会社に大きな不満はない。でも、このままずっと同じ働き方でいいのか」と考える瞬間があります。
昔なら「残るか辞めるか」の二択だったものが、今後は所属形態や契約、仕事単位で関係を残すという選択も増えていくのかもしれません。
53歳になった小籔さんが、新しいことを始めるために何か巨大な夢を掲げるのではなく、「一回、環境を変えてみよう」と動いた。
その方が、むしろ現実味があります。
2027年以降、小籔千豊さんの仕事が実際にどう変わるのか。
そこまで見届けて初めて、今回の決断の意味が分かってきそうです。


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