焼鳥チェーン「鳥貴族」が2025年5月に創業40周年を迎え、記念プロジェクトとしてSUPER EIGHTのメンバー・大倉忠義さんとのコラボが実現しました。
この特別な取り組みは、単なるプロモーションに留まらず、鳥貴族創業者である父・大倉忠司さんとの40年越しの“親子共演”という深い意味を持っています。
鳥貴族と大倉忠義 父と子が歩んできた別々の道

大倉忠義さんは、鳥貴族創業からわずか2週間後に誕生。まさに“鳥貴族と同い年”です。少年時代は「焼き鳥屋の息子」として育ちましたが、父が会社経営で多忙だったこともあり、「何をしているのか分からなかった」と振り返っています。
一方の父・忠司さんも、息子の芸能界入りに驚きつつも、距離を取りながら見守ってきました。華やかなステージに立つ息子と、現場主義で育ててきた父。交わることのなかった二つの道が、40年という節目で静かに重なります。
共演のきっかけは“尊敬”から

忠義さんは30代になってから、舞台やグループ活動のみならず、演出・プロデュース・若手育成と、エンタメ界における“育てる”立場に変化しました。そこで感じたのが「経営」の難しさ。徐々に、「父の偉大さ」を理解できるようになったと言います。
今回のコラボ企画では、忠義さんのメンバーカラー“グリーン”をテーマにした限定メニュー(串ナゲットグリーン・ニラ玉グリーン)や、鳥貴族1号店・俊徳店の期間限定復活、さらには親子対談ムービーの公開など、盛りだくさんの施策が展開。
この背景には、忠司さんの「そろそろ、息子と仕事がしたい」という願いと、それを受け止めた忠義さんの“家族としての敬意”がありました。
初の親子対談で語られた「これまで」と「これから」

2025年5月1日から公開された親子対談ムービーでは、互いに歩んできた道のり、そして今だから語れる本音が交わされます。
「今までは“遠い存在”だった父と、こうして同じ目線で話せるのが不思議」
「忠義はもう、自分の力で未来を切り開いている。誇りに思う」
この対談に、多くのファンが共感と感動の声を寄せています。「自分の家族とも向き合いたくなった」「親子って時間がかかっても通じ合えるんだ」という声も少なくありません。
未来へ向かう、それぞれのチャレンジ

今回のコラボは、親子としての思い出づくりにとどまらず、それぞれの未来への布石でもあります。
- 大倉忠義さんは、J-pop Legacyの代表として、次世代のアーティスト育成に力を注ぎ、舞台演出や楽曲プロデュースの領域にも拡大中。
- 大倉忠司さんは、「Global YAKITORI Family」を掲げ、アジア・北米への出店を本格化。日本の焼鳥文化を世界へ発信するチャレンジを進めています。
交わった道が、またそれぞれに分かれ、でもきっと次の交差点でまた重なる。
親子の時間は、ゆっくり育つ
「いつかわかり合える」——それはどこかで信じているけれど、なかなか難しいもの。
でも、忠義さんと忠司さんのように、40年かけて重なり合った親子の姿は、そんな希望を感じさせてくれます。
今だからこそ実現できた“親子初共演”。 この機会にぜひ、鳥貴族の味とともに、二人の歩みを感じてみてはいかがでしょうか?
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