「工場でネジ作る人は、自分の人生をあんま生きとる人が少ない」
この発言により、現在インターネット上で大きな批判を集めているお笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政さん。この一件で「職業差別ではないか」との声が上がる一方、彼の経歴を調べると、知的な一面も持ち合わせていることがわかります。
教員免許も取得している彼が、なぜ今回のような発言に至ったのでしょうか。話題のワダイでは、彼の学歴や経歴、過去の発言などを通じて、その人物像に迫ります。
教員免許も取得した意外な経歴
相方の嶋佐和也さんとコンビを組む屋敷さんは、身長175cmの落ち着いた印象が特徴です。
その知的なイメージを裏付けるように、学歴も注目されています。関西の有名私立大学である同志社大学の経済学部を卒業しており、さらに社会科の教員免許も取得しています。

大学卒業後は、一度テレビ番組の制作会社に就職し、ADとして勤務した経験を持ちます。しかし、お笑い芸人になるという夢を追い、退職してNSC(吉本総合芸能学院)東京校に入学しました。安定した道を離れ、お笑いの世界へ進んだ経緯があります。
プライベートでは家庭的な一面も

芸人として見せる毒舌なキャラクターとは対照的に、プライベートでは穏やかな家庭人としての一面を持っています。
2022年3月1日のご自身の誕生日に一般女性と結婚され、2025年6月には第一子となる女の子が誕生しました。
また、過去にテレビ番組で、ご自身が1歳の時に父親を火災事故で亡くし、母子家庭で育ったことや、母親への感謝を語ったこともあります。
過去の発言に見る芸風と危うさ
教員免許を持ち、プライベートでは家族思いな屋敷さんですが、なぜ今回のような発言に至ったのでしょうか。その背景には、彼の芸風が関係していると考えられます。
ニューヨークの漫才は、世の中への皮肉や偏見を題材にした「毒舌」スタイルが持ち味です。屋敷さんはツッコミ役として、鋭い言葉選びで笑いを生み出してきました。
しかし、その鋭さが、時には批判の対象となることもありました。
🔥2023年『THE W』での発言
女性芸人のコメントに対して「見た目ゴリゴリのフェミニストみたいな顔して」と発言し、一部で物議を醸しました。

🔥YouTubeでの発言
コンビのYouTubeチャンネルでは、地上波のテレビでは難しいような踏み込んだテーマのトークを展開しています。これが人気の一因である一方で、発言が炎上につながるリスクも常にあります。
彼の発言は、時に単なるブラックジョークとして受け取られないことがあり、今回の件も、特定の職業に対する配慮を欠いたものとして厳しい批判を受ける結果となりました。
AD時代の経験や、売れない時期の思いが芸風の根底にあるのかもしれませんが、現在の彼の立場から発せられる言葉として、世間との感覚にズレが生じている可能性が指摘されています。
まとめ:知的な芸人に見えた別の顔

知的な経歴や家庭的な一面を持つ一方で、彼の芸風である「毒舌」は、時として今回のような大きな批判を招く危うさもはらんでいます。
今回の炎上は、彼の発言が多くの人々を傷つけかねないものだったことを示しています。教員免許を持つ彼だからこそ、より一層、言葉の重みが問われることになりました。
この事態を彼自身がどう受け止め、今後の活動にどう影響していくのか、注目されます。
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