【図解】自民党の「四役」とは?幹事長など各役職の役割をわかりやすく解説

自民党四役 政治
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先日、参議院選挙の結果を受けて、自民党の「四役」が一斉に辞意を表明したというニュースが報じられました。

国の政治を動かす与党の、しかも中枢を担う「四役」という言葉に、「一体どんな役職なの?」「そんなに重要なの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

話題のワダイでは、意外と知られていない、自民党の「四役」とは何か、それぞれの役職が「何をしているのか」その役割と重要性について、分かりやすく解説していきます。

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自民党「四役」とは?党運営の中枢を担う4つのポスト

四役

自民党における「四役」とは、党の運営において最も重要な4つの役職を指す通称です。

総理・総裁を支え、党の実務を取り仕切る、まさに自民党の心臓部と言える役職で、以下の4つを指します。

  • 幹事長(かんじちょう)
  • 総務会長(そうむかいちょう)
  • 政務調査会長(せいむちょうさかいちょう)
  • 選挙対策委員長(せんきょたいさくいいんちょう)

それでは、それぞれの具体的な役割を見ていきましょう。

【役割解説】四役はそれぞれ「何してる」?

幹事長 – 党の実質的No.2

森山裕

幹事長は、党運営の全てを取り仕切る、事実上のナンバー2です。

✅️役割
党の人事権財政権を握ります。つまり、「人」「お金」を管理する絶大な権限を持っています。国会運営の司令塔であり、選挙においては候補者の公認権にも大きな影響力を持つため、「総裁の次に権力がある」と言われるポストです。

✅️現在の担当者
森山 裕(もりやま ひろし)氏

総務会長 – 党の最高意思決定機関のまとめ役

鈴木俊一

総務会長は、党の最高意思決定機関である「総務会」の議長を務めます。

✅️役割
政府が国会に提出する法案や党の重要方針は、この総務会で承認される必要があります。党内には様々な意見があるため、それらを最終的に取りまとめる調整役を担います。全会一致が原則とされており、総務会長のリーダーシップが問われる場面も少なくありません。

✅️現在の担当者
鈴木 俊一(すずき しゅんいち)氏

政務調査会長(政調会長) – 党の政策責任者

小野寺五典

政務調査会長は、党の政策立案におけるトップです。「政調会長」と略されることも多いです。

✅️役割
自民党には、国防部会や農林部会など、各分野の専門家である議員が集まる「部会」があります。政調会長は、これらの部会で議論された政策を最終的に取りまとめる責任者です。選挙で掲げる公約(マニフェスト)の作成においても中心的な役割を担う、党の政策の司令塔です。

✅️現在の担当者
小野寺 五典(おのでら いつのり)氏

選挙対策委員長(選対委員長) – 選挙戦略の司令塔

木原誠二

選挙対策委員長は、その名の通り、選挙に関する戦略を取り仕切る責任者です。

✅️役割
国政選挙や地方選挙において、候補者の選定や選挙区の調整、選挙活動全体の指揮を執ります。「選挙は党の最大の仕事」とも言われ、その勝敗に直接的な責任を負う重要なポストです。

✅️現在の担当者
木原 誠二(きはら せいじ)氏

まとめ:四役を知れば政治ニュースがもっと面白くなる

今回は、自民党の「四役」について解説しました。

役職主な役割
幹事長党運営全般(人事・お金)の最高責任者
総務会長党の意思決定の最終的なまとめ役
政務調査会長党の政策立案のトップ
選挙対策委員長党の選挙戦略の司令塔

このように、四役はそれぞれが党運営の根幹を担う重要な役割を持っています。

今回の四役一斉辞任が、今後の党運営や政権にどのような影響を与えるのか。それぞれの役職の役割を知っておくことで、これからの政治ニュースがより深く、面白く理解できるようになるはずです。

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