人気YouTuberのヒカキンさんが、奈良県のアミューズメント施設で「ラブブ(Labubu)」の初ゲットを目指し、21万円以上を費やした動画が話題です。
ウサギのような長い耳と、ギザギザの歯が特徴的な「ラブブ」。ゲットするまでの壮絶なロッカーガチャの道のりはどんなだったのでしょうか?
またヒカキンさんがそこまでして手に入れたかったラブブが持つ世界的な人気の秘密に迫ります。
ヒカキン、21万円の激闘!「ラブブ初ゲット」までの道のり
動画の舞台は、1400台以上のロッカーガチャが並ぶ奈良県のアミューズメント施設
ヒカキンさんは「ラブブ」か「Nintendo Switch 2」が当たるまで帰れない、という過酷な企画に挑戦しました。
最初は1000円ガチャで肩慣らし。順調に景品をゲットしていきますが、本命は1回2000円のロッカーガチャです。
しかし、本命のガチャに切り替えてからが苦難の始まりでした。フィギュアやクッション、家電(ネスプレッソマシン)などの大当たりは出るものの、肝心のラブブは一向に出ません。

回数はついに100回を超え、投資金額は20万円を突破。約4時間にわたる激闘の末、ついに合計122回目、総額21万4000円で「ラブブ」のボックスセットを初ゲット!深夜の店内で、ヒカキンさんの喜びの叫び声が響き渡りました。
妻・ツマキンとミニキンへのサプライズ開封
この激闘の末に手に入れたラブブは、もちろん家族へのプレゼントとなりました。

ヒカキンさんは自宅に帰り、妻であるツマキンさんと、お子さんのミニキンちゃんにサプライズでラブブのボックスを渡します。
そして、家族3人で興奮しながらラブブのフィギュアを開封。動画で語られた苦労を知っているからこそ、その喜びもひとしおの様子でした。
ヒカキンも求めた「ラブブ」の正体とは?

ラブブは、香港のアーティストである龍家昇(カシン・ロン、Kasing Lung)氏によって生み出されたアートトイです。
彼は北欧の神話や伝承に影響を受けており、ラブブは彼が展開する「The Monsters」というキャラクターシリーズに登場する、イタズラ好きなエルフ(妖精)という設定です。
最大の魅力である「可愛らしさ(長い耳)」と「少しの毒気(ギザギザの歯)」を併せ持つデザインは、「ブサカワ」「キモカワ」とも評され、従来の可愛いだけのキャラクターとは一線を画しています。
なぜヒカキンも熱狂?世界的人気の秘密4つ!
ラブブの人気は、ヒカキンさんのようなインフルエンサーの影響だけでなく、巧みな戦略にも支えられています。
1. ファッションアイテムとしての地位確立
人気に火が付いた大きなきっかけは、BLACKPINKのリサやリアーナといった海外のトップセレブが、自身の高級バッグにラブブのキーホルダータイプぬいぐるみを付けていたことがSNSで拡散された点にあります。

これにより、「ラブブ=おしゃれなトレンドアイテム」という認識が広まり、ファッション感度の高い層を中心に爆発的に普及しました。
2. コレクター心をくすぐる「ブラインドボックス」
ラブブのフィギュアやキーホルダーは、主に「POPMART」から販売されています。

その多くは「ブラインドボックス」形式、つまり中身が分からない箱で販売されています。ヒカキンさんが当てたボックスセットでさえ、中に「シークレット」と呼ばれるレアなデザインが入っているかは運次第です。

この「何が出るかわからない」ワクワク感と、希少なシークレットの存在がコレクター心を強く刺激し、人々を熱狂させています。
3. SNSでの「開封の儀」ブーム

ブラインドボックス形式は、SNSと非常に相性が良いです。TikTokやYouTubeでは「開封動画(開封の儀)」が流行し、Instagramでは手に入れたラブブをおしゃれな背景で撮影したり、服を着せ替えたり投稿したりするのがブームとなっています。
4. 意図的な「希少性」
POPMARTは供給をコントロールし、意図的に「手に入りにくい」状況を作り出すことで、希少価値を高めています。

また、次々と新しいテーマ(お菓子、花、スポーツなど)やブランドとのコラボシリーズが発売されるため、「今買わなければ」という購買意欲を刺激し続けています。
まとめ

ラブブは、単なるキャラクタードールではなく、アーティストの世界観、コレクション性、そしてファッション性を併せ持った「アートトイ」です。ヒカキンさんの動画をきっかけにその魅力を知った方も、この奥深いラブブの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。



コメント