志位氏「首相の資格ない」発言がブーメランか 高市氏批判にネット世論は「現実見よ」「共産党こそ」と猛反発

政治
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2025年10月27日、日本共産党の志位和夫議長が自身のX(旧ツイッター)を更新し、高市早苗首相に対して「唯一の戦争被爆国の首相を担う資格はない」と強く非難したことが、ネット上で大きな波紋を広げています。

発端は、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が報じた、高市首相が自身の編著の中で「非核三原則」「邪魔」と表現し、安全保障関連3文書からの削除を求めていたとする内容です。志位氏はこの記事を引用し、「強い憤りを感じる」と表明しました。

しかし、この志位氏の投稿に対し、Xやヤフーニュースのコメント欄では、志位氏や日本共産党の姿勢を厳しく批判する声が殺到。「現実を見ていない」「理想論だ」といった反論が、支持を大きく上回る状況となっています。

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志位議長「強い憤り」も…世間の反応は厳しく

志位氏はXで、高市首相が「非核三原則」を「邪魔」だとして「安保3文書」からの削除を求めていたことを問題視し、「こんな人物に唯一の戦争被爆国の首相を担う資格はない」と断じました。

この「資格はない」という強い表現に対し、ネット上では主に3つの方向から猛烈な反論が巻き起こっています。

「理想論」vs「安全保障の現実」

最も多く見られたのが、ウクライナ侵攻やガザ情勢などを引き合いに出し、「理想だけでは国は守れない」とする現実主義的な意見です。

子供の頃は武装しなければ誰も攻めてこないと思っていた。ウクライナを見て、自分が甘かったと痛感している

武力がなければ侵略される。共産党は理想を語るなら、侵略された時の対処も語るべきだ

ロシアの昨今を見ていればわかる。日本が戦争したくなくても周りは戦争したい国ばかり。ケンカを売られたらどうするの?

核を落とす話ではなく、二度と落とされないための未来(抑止力)の話をしている

これらの意見は、志位氏の主張を「時代錯誤」「のどかだ」と一蹴し、むしろ日本の防衛力強化や核抑止力の議論をタブー視すべきではない、という高市首相の考え方に理解を示すものです。

「唯一の被爆国」の解釈

志位氏が根拠とした「唯一の戦争被爆国」という点についても、逆の解釈を示す意見が相次ぎました。

唯一の被爆国だからこそ、二度と核攻撃を受けないよう万全の防衛態勢(核抑止)を整えるのが国家の責務だ

被爆国であることに余計な意味を持たせ、日本の国防に縛りを加える勝手なルールを持ち出さないで!

「被爆国だから核を持つべきではない」という論理ではなく、「被爆国だからこそ核の脅威を誰よりも理解し、それを使わせないための抑止力を持つべきだ」というロジックが、多くの共感を集めています。

日本共産党と志位氏自身への「資格」論

さらに、志位氏の「資格はない」という発言は、そのまま日本共産党自身に向けられる「ブーメラン」状態となっています。

戦後ソ連から資金提供され、日本の共産化を目論んだ日本共産党がよく言う

志位氏自身、長年議長の座にありながら具体的な成果を出したのか

親密なはずの中国やロシアに、軍備増強を辞めさせてから言うべきだわね!

特に、日本共産党が現在も破壊活動防止法に基づく調査対象団体であるという事実(公安調査庁による)を指摘する声は多く、党の歴史や体質、志位氏の長期政権そのものへの厳しい批判が、高市首相への批判を完全に上回る結果となりました。

まとめ

志位議長による高市首相への「資格」を問う厳しい批判は、意図とは裏腹に、ネット世論における日本共産党の立ち位置や、日本の安全保障政策に関する「理想と現実」のギャップを浮き彫りにする結果となりました。

「非核三原則」という長年の国是をめぐる議論は、国際情勢の変化と共に、国内でも大きな転換点を迎えているようです。

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