第101回東京箱根間往復大学駅伝競走の復路(109.6キロ)は 青山学院大が盤石のタスキリレーで2年連続8度目の総合優勝を飾って終わりました。
前日(往路)は山登りの5区で逆転し、7度目の往路Vを達成しました。復路では、開始早々の 6区でいきなり野村昭夢が箱根駅伝史上初となる56分台(56分47秒)の区間新を叩き出すと、8区の塩出翔太(3年)が2年連続区間賞の快走で後続との差を大きく広げ。9区で当日メンバー変更の主将・田中悠登(4年)、10区の1年生・小河原陽琉がリードを死守し、スタートからゴールまでトップを守ったままフィニッシュテープを切ったのです。
総合優勝への大きな要因となった青学4年「野村昭夢」がどんな人物なのか?将来の夢を追っていきたいと思います。
野村昭夢さんのプロフィール
- 名前: 野村 昭夢(のむら あきむ)
- 生年月日: 2002年11月10日(22歳)
- 出身地: 鹿児島県志布志市
- 身長: 167.5cm
- 体重: 53kg
- 学部: 文学部史学科(青山学院大学)
野村昭夢さんは鹿児島県出身のアスリートです。高校は鹿児島城西高校に通っていました。2020年には全国高等学校陸上競技大会5000mで優勝し、14分04秒82の自己ベストを更新。第71回鹿児島県高校駅伝で1区を走り、29分22秒の区間新記録を樹立するなど、才能は高校生の頃から開花していました。
その後青山学院大学に進学し、1年生時、U20日本陸上競技選手権5000mで3位(13分59秒63)を記録しました。
3年生時の第100回箱根駅伝から6区を担当し、58分14秒で区間2位の成績を収めたのです。そして、今回の第101回箱根駅伝では、6区で56分47秒の区間新記録を樹立し、史上初の56分台を達成しました。
お兄さんもアスリート
7歳年上のお兄さんは野村峻哉さんで、東洋大学では主将を務めました。実力者ではありましたが、ケガに苦しめられ、特に主将を務めた4年時には怪我のせいで学生3大駅伝はすべてエントリーメンバーら外れるという苦しい経験をしました。
その後安川電機に入社をして安川電機陸上部で活躍をしましたが2020年には現役引退となったのです。
兄の意志をついで卒業後も陸上を続ける予定
兄が引退した翌年に大学に進学した野村昭夢さんですが、今年卒業予定です。就職先は住友電工と言われており、卒業後も実業団駅伝で活躍が見込まれています。怪我で苦しんで思うように走れなかったお兄さんの分も走り抜けて下さい。
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