【大人のための深淵雑学04】初めて来た場所なのに「知っている」気がする…デジャヴは脳のエラーではなく「別の自分」の記憶かも

大人のための深淵雑学
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ふと訪れた旅先の路地裏で、あるいは友人との何気ない会話の最中に、突然背筋がゾワリとするような感覚に襲われたことはありませんか?

「あれ? この景色、前にも見たことがある……」
「この会話の流れ、全く同じ経験をした気がする……」

フランス語で「既視感」を意味するデジャヴ(Déjà vu)。 成人の約70%が一度は経験すると言われるこの奇妙な現象は、一般的には「脳の勘違い」として片付けられがちです。

しかし、もしそれが単なる脳のエラーではなく、私たちの想像を超えた「世界の仕組み」に触れてしまったサインだとしたらどうでしょうか?

今回は、デジャヴの正体を科学的な定説と、物理学者や哲学者が真剣に議論する「深淵」の視点から紐解いていきます。

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【定説】脳のファイリングミス?「記憶処理のエラー」説

まずは、現実的かつ科学的な側面からデジャヴを見てみましょう。「神秘的な体験だと思っていたのに!」とガッカリされるかもしれませんが、現代の脳科学においてデジャヴは、脳内の「記憶システム」の不具合であるという説が最も有力です。

私たちの脳(特に海馬)は、目や耳から入ってきた情報をまず「短期記憶」として処理し、重要なものだけを「長期記憶」の倉庫へ送って保存します。

通常、このプロセスは「体験(現在)」→「保存(過去)」という順序で行われます。

脳が「タグ付け」を間違える瞬間

脳のファイリングミス

ところが、疲労やストレスが溜まっていると、脳内の神経伝達にわずかな遅れや誤作動が生じることがあります。 すると、「たった今見ている光景(短期記憶)」が、処理の過程をすっ飛ばして、いきなり「長期記憶」のボックスに誤って放り込まれてしまうことがあるのです。

つまり、脳が「これは今の出来事だ」と認識する前に、勝手に「これは過去のデータだ」とタグ付けしてしまうバグ。

「初めて見る景色なのに、脳のデータベースには『保存済み』と表示されている」 この矛盾が、「初めてなのに懐かしい」という奇妙な感覚を生み出していると考えられています。

脳科学的には「脳のお疲れのサイン」に過ぎないデジャヴ。 しかし、本当にそれだけで説明がつくのでしょうか?

【深淵】量子力学が示唆する「パラレルワールドからの記憶干渉」

パラレルワールド

ここからが本題、深淵の扉です。一部の量子物理学者や超心理学者の間では、脳のエラー説だけでは説明しきれない、より壮大でロマンのある仮説が囁かれています。

それが「多世界解釈(パラレルワールド)説」です。

無数に枝分かれする「別の世界線の自分」

別の世界線

量子力学の世界では、「観測するまで事象は確定しない」とされ、あらゆる可能性が同時に存在していると考えられています(シュレーディンガーの猫などが有名です)。

これを人間に当てはめると、あなたが人生で何かを選択するたびに、世界は枝分かれし続けていることになります。

「今日のランチにカレーを選んだ世界」のあなたと、「パスタを選んだ世界」のあなた。「あの時、告白した世界」のあなたと、「しなかった世界」のあなた。

私たちの選択の数だけ、無数の「別の世界線の自分」が、今この瞬間も並行して存在しているという考え方です。

記憶の混線(クロストーク)

ゲルバナ

この仮説に基づくと、デジャヴは次のように説明できます。

極めて似通った状況にある「別の世界線の自分」と、現在のあなたの波長(量子的な振動)が、偶然にもシンクロしてしまった瞬間。その時、境界を超えて記憶データが「リーク(漏洩)」してしまう現象こそがデジャヴの正体だというのです。

ラジオの周波数が合ってしまい、別の放送が混じって聞こえるようなものかもしれません。あなたが感じた「知っている」という感覚は、「この世界のあなた」の記憶ではなく、「隣の世界線のあなた」が既に経験した記憶を垣間見てしまった結果なのかもしれません。

さらなる深淵:世界は作り物?「シミュレーション仮説」のバグ

シミュレーション仮説

パラレルワールド説よりもさらに不気味なのが、この世界そのものを疑う「シミュレーション仮説」です。

イーロン・マスク氏などの著名人も言及しているこの説は、「私たちの現実は、高度な文明によって作られたコンピュータシミュレーションの中にある」というものです。

システム修正の痕跡

システム修正

映画『マトリックス』でも描かれたように、もしこの世界がプログラムされた仮想現実だとしたら、デジャヴは「システムのバグ」「データの書き換え」が行われた痕跡だと解釈できます。

管理者が過去のデータを修正したり、時間の進行をわずかに巻き戻して処理し直したりした際に生じる、「データのつなぎ目の違和感」。それが、私たちの意識に「既視感」としてノイズのように現れているというのです。

黒猫が同じ動きを2回繰り返したとき、それは世界の管理者がこっそりと「修正パッチ」を当てた合図なのかもしれません。

まとめ:その違和感は、異世界からのサインかもしれない

デジャヴを感じた時、多くの場合は「寝不足かな?」と脳を休めるのが正解かもしれません。

しかし、もし体調も万全で意識もはっきりしているのに強烈なデジャヴに襲われたなら、少し想像を巡らせてみてください。

今、この瞬間。「隣の世界の自分」も同じ景色を見ているのかもしれない。 あるいは、世界のプログラムが密かに書き換えられたのかもしれない。

次にデジャヴを感じたら、恐れる必要はありません。それはあなたが、世界の隠された構造を一瞬だけ覗き見てしまった証拠なのですから。

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