「クリスマスイブはチキンよりもうどん派」
「寒い夜には温かい釜揚げうどんが最高」
そんな丸亀製麺ファンに、衝撃のニュースが飛び込んできました。 なんと、今年のクリスマスイブ(12月24日)、丸亀製麺が夜の営業を行わないというのです。
「えっ、うどん食べられないの?」
「なんで書き入れ時に休むの?」
そう思った方もいるかもしれません。しかし、その休業の理由を知ると、SNSや実際の客の声からは「なんて素晴らしい会社だ」と称賛の反応が巻き起こっています。
今回話題のワダイでは、丸亀製麺が下した「クリスマスイブの夜営業休止」という大きな決断の裏側を紹介します。
12月24日は15時半で完全閉店!

発表によると、丸亀製麺は2024年12月24日(火)のクリスマスイブ、一部店舗を除く全国の店舗でディナー営業を休業します。
当日の営業はランチタイムのみ。午後3時半(15:30)以降は、お店が「完全閉店」となります。
仕事帰りや、イルミネーションを見た後に「温かいうどんでも食べて帰ろうか」と立ち寄ろうとしても、シャッターが下りており完全閉店している可能性が高いので注意が必要です。
なぜ休む?理由は「丸亀ファミリーナイト」と「心的資本経営」
飲食業界にとって、年末のイベントシーズンは稼ぎ時のはず。なぜあえて店を閉めるのでしょうか。
その理由は、「丸亀ファミリーナイト」という取り組みにあります。
同社が進める「心的資本経営」の一環として、「1年に1度の大切な日に、従業員にも家族と温かい時間を過ごしてほしい」という想いから、営業休止を決断したとのこと。

この心的資本経営とは、従業員のスキルだけでなく「心のエネルギー」を重視する経営手法のこと。 つまり、従業員がお客さんをもてなすのではなく、従業員自身が家族との時間を大切にするための休業なのです。
客の声は?SNSでは「神対応」と称賛の嵐
「便利さが損なわれる」という不満が出るかと思いきや、X(旧Twitter)などのSNS上での客の声は、この決断に対してポジティブな反応が圧倒的です。実際にどのような声が上がっているのか見てみましょう。

従業員を大切にする姿勢が素晴らしい。こういう会社が増えてほしい

客としては困るかもしれないけど、逆にファンになった

なんて素晴らしい会社なの。従業員の皆様が楽しいクリスマスを過ごせますように❤️
中には、こんなユーモラスで現実的な意見もありました。

そもそもイブに丸亀行かないから問題ない(笑)
「不便だ」という意見よりも、企業の「人(従業員)を大切にする姿勢」への共感が勝っていることがわかります。
「選ばれる企業」への大きな一歩
人手不足が深刻化する飲食業界において、従業員の満足度(ES)を高めることは急務です。 目先の売上を捨ててでも、働く人の幸せを優先する姿勢を見せた丸亀製麺。
「この会社で働きたい」
「この会社を応援したい」
そう思わせる今回の決断は、結果として強力なブランドイメージの向上につながったのではないでしょうか。

今年のクリスマスイブ、丸亀製麺の明かりは消えていますが、従業員の家庭では温かい食卓が囲まれているはずです。そう思うと、休業もなんだか嬉しいニュースに感じられますね。
ただし、「イブのうどん」を計画していた方は、ランチタイム(15:30まで)に済ませるのをお忘れなく!


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