2025年、世界中で愛される我らがヒーロー、スーパーマリオが誕生から40周年を迎えました。先日開催された任天堂の公式情報番組「ニンダイ(ニンテンドーダイレクト)」でも、記念すべき年にふさわしい様々な新作やイベントが発表され、多くのファンが胸を躍らせたことでしょう。
この記事では、40年という長い歴史の中で、マリオがどのような冒険を繰り広げてきたのか、歴代マリオ紹介と題してゲームの歴史と共に振り返ります。懐かしのタイトルから最新作まで、その進化の軌跡を追いかけていきましょう。
原点オブ原点:アーケードゲーム時代 (1981年〜)
ドンキーコング (1981年)

マリオの記念すべきデビュー作。この時、彼の名前はまだ「マリオ」ではなく、「ジャンプマン」でした。この初期マリオの前に立ちはだかった最初の悪役が、巨大なゴリラ「ドンキーコング」です。
彼が投げるタルをジャンプでかわしながら工事現場を駆け上がるシンプルなゲーム性から、マリオの「ジャンプ」という基本アクションが生まれました。
マリオブラザーズ (1983年)

配管工というマリオの職業が初めて設定された作品。弟の「ルイージ」もこの作品で初登場し、兄弟で土管から現れるカメなどの敵を退治していく、協力・対戦プレイが熱いゲームでした。ゲームセンターで腕を競った方も多いのではないでしょうか。
社会現象を巻き起こしたファミコン時代 (1985年〜)
スーパーマリオ40周年はここから始まりました。
スーパーマリオブラザーズ (1985年)

家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」で世界的な大ヒットを記録した、まさにマリオの代表作です。
キノコを取るとパワーアップする「スーパーマリオ」、フラワーで火の玉を投げる「ファイアマリオ」など、今なお続く基本スタイルがここで確立されました。そして、永遠のライバルとなる大悪役「クッパ」が初めて登場したのもこの作品です。
スーパーマリオブラザーズ3 (1988年)

しっぽで空を飛べる「しっぽマリオ」など、多彩な変身能力が追加され、アクションの幅が格段に広がりました。
ワールドマップが導入され、攻略ルートの自由度が増したのも特徴です。ファミコン後期の名作として、その完成度の高さは多くのプレイヤーを驚かせました。
表現力が飛躍的に向上したスーパーファミコン時代 (1990年〜)
スーパーマリオワールド (1990年)

スーパーファミコンと同時発売されたローンチタイトル。相棒「ヨッシー」が初登場し、マリオを背中に乗せて敵を食べたりと、新たなアクションが生まれました。色鮮やかなグラフィックと壮大な音楽、そして隠しゴールなどのやりこみ要素も満載で、次世代機の幕開けを見事に飾りました。
スーパーマリオカート (1992年)
[ここに『スーパーマリオカート』の画像]マリオたちがレーサーとしてカートに乗り込み、アイテムを駆使して順位を競う、大人気「マリオカート」シリーズの第一作。本編のアクションゲームとは一味違うマリオの姿は新鮮で、友達や家族と集まって遊ぶ対戦ゲームの定番となりました。
3Dへの大いなる挑戦:NINTENDO64の時代 (1996年〜)
スーパーマリオ64 (1996年)

3次元(3D)で自由に走り回れる「3Dアクション」というジャンルを確立した、革命的な一作。アナログスティックを倒す角度でマリオの走り方が変わる直感的な操作や、箱庭のようなステージに隠されたパワースターを集めていくゲーム性は、世界中のゲームクリエイターに衝撃を与えました。
さらなる進化と冒険の多様化 (2002年〜)
スーパーマリオサンシャイン (2002年)

南の島「ドルピック島」を舞台に、ポンプを背負ったマリオが水を放出して落書きを消したり、空を飛んだりといったユニークなアクションを繰り広げました。南国リゾートの開放的な雰囲気と、水を使った斬新なアクションが特徴的なタイトルです。
New スーパーマリオブラザーズ (2006年)

携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」で登場した、横スクロールマリオの正統進化系。巨大化する「巨大マリオ」や、甲羅になって体当たりする「コウラマリオ」など、新しいパワーアップも話題となりました。誰でも手軽に楽しめる面白さは、改めて2Dマリオの人気を証明しました。
スーパーマリオギャラクシー (2007年)

舞台はついに宇宙へ。球状の星の上を逆さまに走ったり、星から星へと飛び移ったりと、重力を利用したダイナミックなアクションが楽しめました。壮大なオーケストラサウンドも高く評価され、マリオの冒険のスケールを大きく広げた作品です。
そして現在へ:HD画質と新しい遊びの提案
スーパーマリオ 3Dワールド (2013年)

3Dの箱庭とゴールを目指すステージクリア型を融合させた一作。ネコの姿になって壁をよじ登る「ネコマリオ」が人気を博し、最大4人での協力プレイも可能になりました。
スーパーマリオ オデッセイ (2017年)

Nintendo Switchの性能を活かし、広大な箱庭世界を自由に探索する楽しさを追求した傑作。帽子を投げて敵やモノに乗り移る「キャプチャー」という新能力で、これまでにないアクションと謎解きが生まれました。
スーパーマリオブラザーズ ワンダー (2023年)

2D横スクロールマリオの最新作。「ワンダーフラワー」に触れるとコースの様相がガラリと変わる予測不能な展開が特徴です。ゾウの姿になる「ゾウマリオ」など、ユニークなパワーアップも加わり、常に新しい驚きを提供してくれます。
YouTuberも熱狂!ヒカキンの反応は?

今回のニンダイでのマリオ40周年の発表は、往年のファンだけでなく、若い世代にも大きなインパクトを与えました。トップYouTuberのヒカキンさんも自身のチャンネルで早速反応動画を公開。
新作の映像が流れるたびに「うわー!」「これはヤバい!」と声を上げて大興奮。特に、過去作へのリスペクトを感じさせる演出には「任天堂さん、ありがとう!」と感謝を述べる場面も。
ヒカキンさんが少年時代に戻ったかのように純粋にゲームを楽しむ姿は、多くの視聴者の共感を呼び、「自分も早くプレイしたい!」という期待感をさらに高めてくれました。
終わりに
40年という時を超え、マリオは常に私たちに新しい「遊び」と「驚き」を提供し続けてくれました。時代ごとの最新技術を取り入れながらも、誰もが楽しめるアクションの楽しさという根本は決して揺らぎません。
これからもマリオがどんな冒険を見せてくれるのか、楽しみでなりません。
Happy 40th Anniversary, MARIO!
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