あの頃、みんな食べていた。昭和・平成の懐かし食品~消えた理由と復活の軌跡~

雑記
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今回の話題のワダイは昭和から令和初期に子供時代を過ごしたおじさん・おばさんたちのノスタルジーのための記事です。


学校から帰って急いで封を開けたスナック菓子。家族みんなでテレビを囲みながらつまんだチョコレート。給食でテンションが上がったあのメニュー。

私たちの記憶の奥底には、当時の空気感とともに「あの頃の味」が色濃く刻まれています。しかし、かつて絶大な人気を誇ったお菓子や食品の中には、いつの間にか店頭から姿を消してしまったものも少なくありません。

昭和から平成にかけて私たちの日常を彩った懐かしの食品とお菓子を振り返りながら、「なぜあの名作は姿を消したのか」、その少し意外な裏事情をご紹介します。思い出の味とともに、時代の移り変わりを感じてみませんか。

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第1章:テレビと家族の風景~お茶の間を彩った定番たち~

リビングでテレビを見ながら、家族みんなで親しんだ味。そこには、技術の進化や流通の変化という、時代特有の事情が隠されていました。

チョコフレーク(森永製菓)

チョコフレーク
ノスタルジー度:★★★★★

テレビを見ながらの「ながら食べ」のお供として愛されましたが、2019年に惜しまれつつ生産終了となりました。背景には、スマートフォンの爆発的な普及により、指先が汚れるお菓子が現代のライフスタイルに合わなくなったという、時代を象徴する理由が存在します。

子供の時手や口の周りをドロドロにしながら食べていた思い出がありますね😊

カール(明治)

カール
ノスタルジー度:★☆☆☆☆

「それにつけてもおやつはカール」のフレーズで親しまれた国民的スナックですが、2017年に東日本での販売を終了しました。

関西に住んでいる人からすれば「まだ売ってるやん」と思われるかもしれませんが、東日本ではもう販売していないのです。

消費者の好みがコーン系からポテトチップスなどのポテト系へと大きく移り変わり、売り上げが減少してしまったことが大きな要因でした。


プラッシー(武田薬品工業)

プラッシー
ノスタルジー度:★★★★☆

昭和の時代、お米屋さんがお米と一緒に配達してくれるという独自のスタイルで、家庭の特別なジュースとして定着しました。おばあちゃんの家に行けばプラッシーかサイダーが置いてあったものです。

しかし、缶ジュースの普及やコンビニ、自動販売機といった新しい流通網が発達したことで、米屋の配達というスタイルそのものが減少し、姿を消していきました。

本中華(ハウス食品)

本中華
ノスタルジー度:★★☆☆☆

大橋巨泉さんのCMフレーズ「なんちゅうか、本中華」とともに、家庭で手軽に本格的な中華麺が味わえるとして人気を集めました。しかし、インスタントラーメン市場に次々と新商品が登場し、競争が激化する中で静かにその役割を終えました。

第2章:放課後の駄菓子屋と、ちょっと背伸びした子供時代

お小遣いを握りしめて買った駄菓子や、大人への憧れを抱いて口にしたお菓子の記憶です。

ココアシガレット(オリオン)

ココアシガレット
ノスタルジー度:★★★☆☆

タバコを吸う大人の仕草を真似できるとして、昭和の子供たちに大ヒットしました。学校帰りにタバコを吸うふりをしながらこのお菓子を食べていたものです。昔は大人になったらたばこは吸うものだと思っていました。

時代が平成、令和へと移り変わり、社会の嫌煙ムードが高まる中、メーカーはなんと「禁煙応援グッズ」へと商品の意味合いを180度転換させ、現在も見事に生き残り続けています。


らあめんババア(よっちゃん食品工業)

らあめんババア
ノスタルジー度:★★☆☆☆

奇抜なネーミングと20円という圧倒的な安さで、放課後の子供たちの心を掴みました。口に一度に放り込んで食べた時の贅沢感と愉悦は今でも忘れられません。

しかし、長引く原材料費の高騰や、コロナ禍による包装資材の供給不足といった世界的な経済の波を真っ向から受け、2020年に生産終了という苦渋の決断が下されました。

コーヒーガム(ロッテ)

コーヒーガム
ノスタルジー度:★★☆☆☆

まだコーヒーが身近でなかった時代、子供たちが「大人の味」に憧れて噛んでいたガムです。これとココアシガレットを嗜む事で大人の階段を登った気になっていたあの頃が懐かしいと感じる人も多いのでは。

市場から一度は姿を消しましたが、その甘すぎない味わいとレトロなパッケージが再評価され、人気投票キャンペーンで見事1位に輝き復刻を果たしました。あの頃の変わらぬ味を一度味わってみて下さい。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ロッテ コーヒーガム 9枚 ×15個
価格:1,970円(税込、送料無料) (2026/3/20時点)


ハンコください(カネボウ食品)

ハンコください
ノスタルジー度:★★★★☆

チョコレートに日本の苗字が刻まれており、友達の名前を探すのが一種のゲームのようになって大流行しました。現在姿を見かけないのは、デジタル化が進み、印鑑そのものを日常的に使う文化が薄れてきていることも影響しているのかもしれません。

第3章:時代の熱狂と多様化~大人のプレミアム消費と細分化するニーズ~

好景気に沸いたバブル期の空気や、ライフスタイルの多様化に合わせて生まれた商品たちです。

V.I.Pチョコレート(明治)

VIP
ノスタルジー度:★★★☆☆

工藤静香さんのお姫様姿のCMと、生クリームを練り込む新技術で、まさにバブル期の「ちょっとリッチな消費」を象徴するチョコレートでした。

しかし、バブル崩壊後の消費の冷え込みとともにこうしたプレミアム感への熱狂も落ち着き、次第に店頭から姿を消しました。

5/8チップ(エスビー食品)

5/8チップ
ノスタルジー度:★★☆☆☆

女性や高齢者が一口で食べやすいサイズ感で長年支持されましたが、メーカーが本業であるスパイス事業へ経営資源を集中させるため、菓子事業そのものから撤退したことによる終売です。

実はこのCMのタレントさんは西田敏行さんなんです。若いですね~(笑)

ピンキー(湖池屋)

ピンキー
ノスタルジー度:★★☆☆☆

携帯性の高いパッケージで若者を中心にヒットしましたが、強力なミント系タブレットの台頭による競争激化と、ご当地土産としてのビジネスモデルが限界を迎え、ブランド再編の波に飲まれました。

「ピンキーちょうだい ピンキーちょうだい」のCMを覚えている人も多いのでは?

第4章:空間に刻まれた味~学校給食と純喫茶~

パッケージ商品ではありませんが、特定の場所の記憶と強く結びついた、忘れられないメニューたちです。

ソフトめん

ソフトめん
ノスタルジー度:★★★★★

ミートソースやカレーシチューにつけて食べる、給食の絶対的な人気メニューでした。あのうどんにしては柔らかくパスタにしては太すぎる麺を懐かしむ人は多いのではないでしょうか。

元々はパン給食の食べ残し対策として導入されましたが、その後、国がご飯を食べる「米飯給食」を推進する方針に切り替えたため、現在では提供する地域がかなり少なくなっています。


プリンアラモード

プリンアラモード
ノスタルジー度:★★★☆☆

デパートの食堂や喫茶店で食べる、憧れの豪華なデザートでした。私もほとんど食べたことはなく本当の記念日にだけ注文をさせてもらった思い出があります。

実はこの横に広がる華やかな盛り付けは、戦後に日本に滞在していたアメリカ軍将校の夫人たちを喜ばせるために、横浜のホテルで考案された日本発祥のスタイルだと言われています。

実は現在、レトロ喫茶ブームの中で再び若い世代から熱い視線を集めています。

第5章:時代を超えて生きる~形を変えた生存戦略と奇跡の復活劇~

環境の変化に適応し、あるいは消費者の愛によって現代に蘇った、心温まるストーリーです。

はちみつ太郎(宇佐美製菓/鈴木商会)

はちみつ太郎
ノスタルジー度:★★☆☆☆

昔ながらの素朴な味わいで50年以上にわたり愛されていましたが、工場火災という悲劇に見舞われ、生産停止の危機に陥りました。しかし、ネット上で終売を惜しむファンの熱い声が広がり、それを見た別の販売会社が手を挙げたことで、奇跡的な復活を果たしました。

蜂蜜の優しい甘さと砕いたピーナッツの塩気が絶妙にマッチした、かりんとうに似たサクサクの食感が特徴です。食べたことがない人はぜひ一度トライしてみてください。


コーヒービート(明治)

コーヒービート
ノスタルジー度:★★★★☆

筒状のパッケージがもたらす携帯性と、シェアのしやすさが長年支持されています。アポロやマーブルチョコも同じような筒状のパッケージで販売されていましたが、私はいつもこのコーヒービート一択でした。

当時は本当にコーヒー豆を食べているんだと信じていたものです。

子供向けとしてだけでなく、大人向けのビターテイストとしてコーヒーやお酒とのペアリング需要を開拓したことがロングセラーの理由です。

ベビーチョコレート(明治)

ベビーチョコレート
ノスタルジー度:★★☆☆☆

コーヒービートが筒状なのに対してこちらは楕円形のプラスチックの容器に入ったチョコレートです。発売から40年以上経っているロングセラー商品ですが、今でも駄菓子売り場の大人気商品です。

子供のころは少しずつ食べたり、一度に大量に口に放り込んで贅沢感を味わったりしたものでした。

おわりに

いかがでしたでしょうか。姿を消してしまった理由は、時代の変化や経済の事情など様々でしたが、どの商品も私たちの思い出の中で色褪せることはありません。

また、SNSでの呼びかけから奇跡の復活を遂げる商品があるように、私たち消費者の「好き」という思いが、再び店頭にあの味を呼び戻す原動力になる時代でもあります。

次にスーパーやコンビニに立ち寄った際は、少し視点を変えてお菓子の棚を眺めてみると、新しい発見や懐かしい再会があるかもしれません。

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