衝撃:X「凍結祭り」発生。OldTweetDeck利用者に一体何が?原因と対策を徹底解説

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2025年11月、X(旧Twitter)に激震が走りました。

「昨日まで普通に使えていたのに、突然アカウントが凍結された」
「タイムラインが見れない。理由がわからない」

SNS上には、そんな阿鼻叫喚の声が溢れかえりました。フォロワー数や活動内容に関わらず、多くのユーザーが一斉にアカウントを停止される「凍結祭り」

その裏には、ある一つのツールの存在が浮かび上がってきました。 それが、「OldTweetDeck」です。

話題のワダイでは、突然Xのアカウントを失う恐怖に見舞われたこの騒動の全ぼうと、私たちが学ぶべき教訓について徹底的に解説します。

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一体何が起きたのか? 2025年11月「凍結祭り」の概要

2025年11月6日頃、X(旧Twitter)において、大規模なアカウント凍結が突如として発生しました。

ユーザーからは「特定の操作(非公式クライアントの使用)を検知したため、アカウントを永久凍結した」という趣旨の通知が届いたとの報告が相次ぎました。

当初は原因が不明で混乱が広がりましたが、凍結されたユーザーたちの間で一つの共通点が判明します。それは、「旧来の TweetDeck のUIを再現する非公式のブラウザ拡張機能やプラグイン、通称『OldTweetDeck』を利用していた(あるいは過去に利用していた)」という点です。

そもそも「OldTweetDeck」とは何か?

X を以前から使っているユーザー以外には、耳慣れない言葉かもしれません。

TweetDeck

「TweetDeck」とは、もともとTwitter社が提供していた公式のクライアントサービスで、複数のカラム(列)を並べてタイムラインやリスト、検索結果などを一覧できる高機能なツールでした。多くのヘビーユーザーや企業アカウントが情報収集や管理のために愛用していました。

しかし、Xへと移行する過程で、この TweetDeck は仕様が大幅に変更され、有料の「X Pro」としてリニューアルされました。

この変更により、多くのユーザーが慣れ親しんだ旧来のUIが使えなくなりました。その「使いにくさ」を解消するために、有志の開発者によって作られたのが「OldTweetDeck」です。

これは、ブラウザの拡張機能などとして提供され、X Pro を強制的に旧TweetDeckの見た目に戻す非公式ツールでした。

多くのユーザーにとって、それは「以前の使いやすさ」を取り戻すための”救世主”のように見えたのです。

なぜ凍結が起きた?考えられる深刻な理由

では、なぜ「OldTweetDeck」の使用が大規模な凍結につながったのでしょうか。明確な公式発表はありませんが、以下の3つの理由が推測されています。

1. X(Twitter)の利用規約違反

利用規約違反

最も可能性が高い理由です。Xの利用規約では、公式が提供する以外の方法(非公式クライアントや改変ツール)でサービスにアクセスすることを厳しく制限している場合があります。

OldTweetDeck は、まさにその「非公式な改変ツール」に該当します。プラットフォーム側から見れば、これは規約を無視した不正なアクセスとみなされても仕方ありません。

2. APIの不正利用(または制限回避)

APIの不正利用

X Pro は有料サービスであり、その機能は公式のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通じて提供されています。

OldTweetDeck は、この有料機能を回避する、あるいは公式が意図しない形でAPIにアクセスしていた可能性があります。これは、X社のビジネスモデルを妨害する行為であり、プラットフォームが最も嫌う行為の一つです。

3. スパム対策・セキュリティ強化の一環

セキュリティ

非公式ツールは、時にセキュリティ上の脆弱性を突いたり、スパム(迷惑行為)の温床となったりする可能性があります。X側がセキュリティポリシーを強化し、非公式なアクセス経路を一斉に遮断(BAN)した結果、OldTweetDeck の利用者が巻き込まれたという見方もあります。

「仕事で使ってたのに…」凍結されたユーザーたちの声

今回の「凍結祭り」により、SNS上にはユーザーの悲痛な叫びが溢れました。

朝起きたら凍結されてた。OldTweetDeck が原因らしいけど、そんな大事なことならもっと早く警告してほしかった

X Pro が使いにくいから OldTweetDeck を使っていただけなのに。これじゃ何もできない

仕事の情報収集で使っていたアカウントが一瞬で消えた。異議申し立てをしているが、解除されるか不安でたまらない

もう解除された人もいるみたいだけど、自分はまだ。対応に差があるのはなぜ?

このように、突然「資産」とも言えるアカウントを失ったことへの困惑、X側の対応への不満、そして非公式ツールを使ったことへの後悔など、様々な意見が飛び交い、混乱の様子がうかがえます。

もし凍結されたら?今すぐできる対策

万が一、あなたのアカウントが凍結されてしまった場合、また、今後を予防するために、以下の対策が推奨されます。

凍結された場合の対処法

✅️ OldTweetDeck のアンインストール
まず、原因となっている可能性のあるブラウザ拡張機能やプラグインを直ちに削除してください。

✅️ Xへの異議申し立て
Xのヘルプセンターを通じて、アカウント凍結に対する「異議申し立て」を行ってください。

その際、「非公式ツール(OldTweetDeck)を使用していたが、規約違反とは知らなかった。現在は削除済みであり、今後は規約を遵守する」といった内容を誠実に伝えると、凍結が解除されるケースも報告されています。

今後の予防策

言うまでもありませんが、非公式なクライアントや拡張機能は一切使用しないことです。

今回の件で、Xは非公式ツールの使用に対して「永久凍結」という非常に厳しい姿勢で臨んでいることが明らかになりました。

タダ乗りの代償は重い – あなたも使っていませんか?非公式ツール

今回の騒動は、私たちに一つの重要な教訓を突きつけています。それは、「公式が有料で提供しているサービスを、非公式な無料ツールで利用(タダ乗り)することの危険性」です。

X Pro が有料であるのには、サービスの開発・維持コストという正当な理由があります。それを「使いにくいから」「無料だったから」という理由で非公式ツールに頼ることは、プラットフォームのルールを破る行為です。

非公式アプリ

そして、この「タダ乗り」の構図は、Xの世界だけに存在するわけではありません。以下のようなグレーなツールがあります。

▶️YouTubeの非公式アプリ
有料の「YouTube Premium」に入らずに広告をブロックしたり、バックグラウンド再生を可能にしたりする非公式アプリ(Vanced, ReVancedなど)。

これらはGoogleの規約に明確に違反しており、最悪の場合、Gmailなども含むGoogleアカウント全体の停止(BAN)につながる可能性があります。

📸Instagramの非公式アプリ
他人の投稿やストーリーズをダウンロードしたり、「足跡」をつけずに閲覧したりする非公式アプリ。

これらにログイン情報を入力することは、自らアカウントの「乗っ取り」を許可するようなもので、非常に危険です。

📺️TVerなどの広告ブロック
広告収入で運営されている無料の見逃し配信サービスで、広告ブロッカーを使いCMをスキップする行為。

サービス側は常に対策を講じており、規約違反としてアクセスが遮断されても文句は言えません。

これらはすべて、OldTweetDeckと全く同じリスクを抱えています。非公式ツールは、言わば「他人の家の鍵を勝手に複製して出入りする」ようなものです。

家の持ち主(運営会社)が鍵(仕様)を変更したり、警備を強化したりすれば、あなたは即座に締め出されます。

「便利だから」「みんな使っているから」という安易な理由で非公式ツールに手を出すと、今回のように、ある日突然、あなたが大切に育ててきたアカウントという「資産」すべてを失うことになるのです。

まとめ

今回の OldTweetDeck 騒動は、一部のユーザーの悲劇であると同時に、すべてのネットユーザーへの警告です。

プラットフォームが提供するサービスを利用する以上、私たちはその利用規約を遵守する責任があります。一時的な便利さのために非公式ツールに手を出し、大切なアカウントを危険に晒すことがないよう、今一度、自身のリテラシーを見直す必要があると言えるでしょう。

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