2025年3月31日をもって解散したKAT-TUNが、同年11月8日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで『Break the KAT-TUN』を開催しました。
解散から約7ヶ月、異例とも言えるこのコンサートは、彼らが歩んできた歴史そのものを肯定し、ファンへの深い感謝を伝える場となりました。
SNS上では、この奇跡のような一夜を体験したファンの反応として、

涙が止まらなかった。6人のKAT-TUNが確かにそこにいた

人生で一番幸せな日
といった感動の声が溢れかえりました。
6色の光が照らした「誇り」とファンの反応
ライブではデビュー曲「Real Face」が6人の音源で使用され、3人のメンバーカラー(ピンク、青、紫)に加え、元メンバーのパートではそれぞれのカラーである赤、黄色、オレンジのスモークとライトが照らされました。

亀梨和也さんが「プライドであり、美学であり、誇りでした」と語ったように、この演出は、3人になった現在地だけでなく、6人でスタートしたあの輝かしい日々も、彼らにとって等しく大切な宝物であることを示していました。
エンドロールにも「Thanks to」として元メンバー3人の名前が記されたという事実に、ファンの反応も激アツでした。

あの演出は反則すぎる❤️3人の覚悟と愛を感じた

元メンバーの名前を見て号泣😭した
という声が相次ぎました。この事実は、ファンの胸に熱いものを込み上げさせると同時に、ある淡い期待を抱かせたのです。
それは、「いつか、再び6人が揃う姿を見てみたい」という切なる願いです。
KAT-TUNが歩んだ荒波 – 彼らはいつ脱退したのか

KAT-TUNは、その絶大な人気とは裏腹に、メンバーの脱退という荒波を何度も経験してきたグループでもあります。その度に何度も「不仲説」がささやかれもしました。
3人のメンバーがいつ脱退したのか、その後、彼らが歩んだ道と、グループを離れたメンバーたちの状況を、ここで改めて振り返りたいと思います。
赤西 仁さん(2010年脱退):己の音楽を追求し、世界へ

赤西 仁
脱退日: 2010年7月
脱退理由: 以前から海外志向が強く、音楽性の違いやソロ活動への専念を理由に脱退
グループ結成当初から絶大な人気を誇った赤西仁さん。彼の脱退は、ファンに大きな衝撃を与えました。

ソロで頑張ってほしい気持ちもあるが、KAT-TUNは6人じゃなきゃ

彼の歌声がないと寂しい
といった喪失感を訴える声や、戸惑いの声が数多く聞かれました。
脱退後は、ソロアーティストとして活動を本格化。自身のレーベルを設立し、日本国内のみならず、アメリカや中国など海外にも活躍の場を広げています。

近年は錦戸亮さんとの共同プロジェクト「N/A」など、型にはまらない自由な活動で独自の地位を築いています。
田中 聖さん(2013年脱退):道を違え、再生を模索する日々

田中 聖
脱退日: 2013年9月30日
脱退理由: 度重なる事務所のルール違反があったとして、専属契約を解除される形での脱退
グループのラップ担当として、やんちゃな魅力を放っていた田中聖さん。彼の脱退は、その理由が「契約解除」という厳しいものだったこともあり、ファンに二重の衝撃を与えました。
事務所に無断での個人的な音楽活動(ユニット活動やグッズ販売)や副業(バー経営)のほか、女性関係などの素行不良が複合的に関係してました。

何かの間違いであってほしい

5人のKAT-TUNが大好きだったのに
と、突然の出来事を嘆く声や、グループの今後を不安視するファンの反応が渦巻きました。
契約解除後は、ロックバンド「INKT」を結成し音楽活動を再開。しかし、その後は度重なる法的な問題に直面し、公の場から姿を消す時期も続きました。

現在はYouTuberとしての活動や、自身の経験を語る講演なども行いながら、再生の道を模索しています。
田口 淳之介さん(2016年脱退):新たな道を選び、再起へ

田口 淳之介
脱退日: 2016年3月31日
脱退理由: 「30歳を目前にして、自分の道を進みたい」という本人の意向により、グループ脱退と事務所を退所
「入口、出口、田口です!」のキャッチフレーズで愛された田口淳之介さん。彼の脱退は、音楽番組の生放送中に突如発表され、ファンだけでなく、共演者やメンバーさえも驚かせました。
当時、「充電期間」を控えた時期だったため、

なぜこのタイミングで?4人のKAT-TUNをこれから応援しようと思った矢先だったのに
と、ファンの反応は衝撃と戸惑いに満ちたものでした。
退所後はソロアーティストとして活動を開始。しかし、彼もまた法的な問題に直面し、活動を一時中断。その後、プロ雀士としての活動や、再び音楽活動を再開するなど、多方面で再起を図っています。
不仲説を越えて。いつか6人が笑い合える日を
6人から5人、4人、そして3人へ。 KAT-TUNの歴史は、決して平坦なものではありませんでした。絶えない「不仲説」や憶測が飛び交うこともありましたが、『Break the KAT-TUN』で亀梨さん、上田さん、中丸さんが見せたステージは、その全ての歴史を背負い、乗り越えてきた者だけが放つことのできる強さと美しさに満ちていました。
彼らが元メンバーへのリスペクトを隠さなかったように、脱退した3人もまた、それぞれの場所で「KAT-TUN」という看板を背負っていた過去を胸に、自身の人生を歩んでいます。
道は分かれ、それぞれが様々な困難や試練に直面しました。それでも、6人が出会い、共に駆け抜けた青春の日々は、誰にも否定できない真実です。

昨日のライブで灯された6色の光は、一時的なノスタルジーではありません。それは、3人の中に今も息づく「6人のKAT-TUN」への誇りそのものだったのです。
「いつか6人で同窓会をしてほしい」
「ステージじゃなくてもいい、6人が笑ってる姿をもう一度見たい」
そんなファンの反応に象徴されるように、多くの人々が彼らの未来に奇跡を願っています。いつの日か、彼らが全ての過去を抱きしめ、笑い合える日が来ることを、私も心から願ってやみません。

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