「愛のバッテリー」という曲を皆さんはご存知ですか?韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに新たな歌姫を発掘するオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』で発掘された歌姫たちから誕生した新ユニット“sis”のデビュー曲(デジタルメジャーデビュー曲)です。
メンバーは、かのうみゆさん、MAKOTO.さん、太良理穂子さん、あさ陽あいさんの4人で、全員がオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』の準決勝以上に勝ち残っています。
「トロット」とは?
トロットとは、韓国人の喜怒哀楽を表現した大衆音楽で、日本における演歌や歌謡曲に相当します。ただ、韓国では古臭いのではなく、時代とともに多様な音楽的要素を取り入れながら変化し、中高年だけでなく若い世代にも人気があります。
中でも、かのうみゆさんとMAKOTO.さんは日本のオーディション終了後に日本代表として韓国に渡り、韓国のオーディション番組を勝ち抜いた韓国代表の歌手たちと熱いバトルを繰り広げる音楽バラエティー番組『日韓歌王戦』に出演し、韓国国内ではその名を知らない者はいないほどの知名度を上げています。『日韓歌王戦』は毎週高視聴率をマークし現在もスピンオフ番組が放送中で、YouTubeにアップされた歌唱映像は軒並み100万再生超え、SNSで拡散された彼女たちが歌う姿は徐々に日本のファンにも浸透し始めています。
ただいま絶賛売出中のかのうみゆさんのについて詳しく掘り下げてみました。
かのうみゆさんのプロフィール シンガーソングライター
かのうみゆさんは、福岡県大牟田市出身のシンガーソングライターで、1999年11月6日生まれの25歳です。幼少期にアメリカのテレビドラマ「シークレットアイドル ハンナ・モンタナ」に憧れ、10歳でギターを手にし、オリジナル楽曲の制作を開始しました。11歳からは福岡市内でライブ活動を始め、地元の音楽イベントやラジオ番組にも出演していました。すごいパワフルな履歴ですよね。
2018年に上京後は、東京を拠点に活動を本格化し、2020年にはEP「ベイビーパラダイス」をリリースしています。また、2024年には韓国の音楽番組「トロット・ガールズ・ジャパン」に出場し、準決勝に進出するなど、国際的な注目も集めています。
またSNSでの活動も熱心で、特にTikTokやInstagramは頻繁に更新されていて、明るく元気な歌声とキュートな笑顔を届けてくれています。
かのうみゆさんは韓国名もある?日本人?韓国人?
かのうみゆさんのInstagramをみるとかのうみゆ(카노우미유)となっています。韓国語でカノウミユと発音します。韓国で超有名な彼女ならではですね。
韓国語表記もされてはいますが、かのうみゆさんは純粋な日本人です。でも現時点では日本より韓国で名前が知られているので韓国人と勘違いしている人も多いようです。すっきりした目鼻立ちもすこし韓国人アイドルっぽいですが日本人です。
かのうみゆさんの所属事務所はどこ?
かのうみゆさんの所属事務所は株式会社オフィスワーカーです。オフィスワーカーには多くのタレントが所属しており、松崎しげるさん、葉加瀬太郎さん、姿月あさとさん、平松愛理さんなどが所属しています。また「トロット・ガールズ・ジャパン」の日本人参加者もオフィスワーカーに所属しています。
ブレイク必至のデビュー曲「愛のバッテリー」について
「愛のバッテリー」はもともと2009年に韓国で大ヒットした「トロット」の名曲「愛のバッテリー」の日本語翻訳楽曲です。完全に日本語化せず、韓国語の響きを残しながら、日本語の部分にもあえて韓国訛りのある印象的な歌詞です。一度聴くと病みつきになってしまいますよ。
曲調も哀愁がありながらも、軽快な四つ打ちのビートがいかにも「トロット」らしい仕上がりになっています。アレンジを担当したのはヒャダインさんです。
ヒャダインさんは「愛のバッテリー」について、「原曲の歌詞の韻や響きを大切にしつつ日本の昭和歌謡のテイストをたっぷり盛り込んだ作品に仕上げました。アレンジもインチキディスコテイストを意識した愉快痛快サウンドです。メンバーの情感豊かなボーカルはもちろん、高度なコーラスワークも必聴です!」と語っています。
もともとはデジタルデビューでしたが、CD版が2025年2月5日(水)にリリースされることも決定しました。「愛のバッテリー」の日本語と韓国語ヴァージョンに加え、各メンバーのソロ曲が収録されますが、オーディションやライヴでは披露していない70~80年代の歌謡曲のカヴァーに初挑戦するとのことです。楽しみですね。
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