石川県で震度5弱の地震 津波の心配なし

震災 生活情報

地震の概要

11月26日午後10時47分頃、石川県で最大震度5弱を観測する地震が発生しました。震源地は石川県西方沖(北緯37.0度、東経136.5度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.4と推定されます。この地震による津波の心配はありません。

今年の1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」からまだ1年経っておらず、記憶も新しいと思います。石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)7.6の強い地震でした。この地震では244名の方がお亡くなりになられています。

原発への影響は?

北陸電力によりますと、志賀原発のモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はないということです。  志賀原発では、1号機・2号機ともに定期検査で運転を停止しています。

能登地方で地震が頻発する理由は?

能登地方で地震が多い理由は、主に地質学的な特徴と地殻変動に起因します。この地域では、以下のような要因が挙げられます。

  • 地殻変動と断層の存在
    能登半島には、プレート境界から離れた地域でも起こる「内陸地殻変動」の影響があります。この変動は、北西方向への圧縮力が能登半島周辺にかかり、地殻にストレスを与えることで地震が発生します。特に近年、能登半島内で新しい断層が活動していることが分かっています。
  • マグマ活動の影響
    能登半島では、地震活動と同時に火山性ガスの放出や地下でのマグマ活動が確認されており、これが地震を引き起こす可能性が指摘されています。地殻内の流体(地下水やガス)移動が地震を誘発することもあります。
  • 地震の集中性
    能登地方では、「群発地震」と呼ばれる短期間に多発する地震が特徴です。これらは一つの大きな断層だけではなく、複数の小さな断層が関与していると考えられています。
  • 地形的要因
    能登半島の地形や地下構造が、地震のエネルギーを局所的に集中させる可能性があります。

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