10月21日に首相を退任したばかりの石破茂・自民党前総裁が、高市早苗首相の政権運営に対し、早くも「政権批判」を展開したことが大きな波紋を呼んでいます。
党内からは「仲間を後ろから撃っている」という以前にも見た光景を指摘する声が上がり、有権者からは「足を引っ張るな」という厳しい意見が殺到しています。
石破政権は一体「何がダメだった」のか、その行動が改めて問われています。
石破氏の「政権批判」と自己評価

石破氏は10月30日配信のインタビューで、高市政権が日本維新の会と新たに連立を組んだことを問題視しました。「新自由主義的」な維新との連立で

自民党政治がいわゆる保守の路線へさらに傾く
と強く苦言を呈しています。
さらに、石破政権が掲げたコメ政策の増産方針を転換したことにも「不愉快な話」と不快感を表明し、自身の政権運営については

やるべきことはやった
と自賛しています。なにも成し遂げたようには思えませんが…。
党内から「またか」の声

かねてより「一言居士」として知られる石破氏ですが、首相経験者が退任直後に後継者を公然と批判する姿勢には、党内からも苦言が相次いでいます。
若手自民党員の若手高麗啓一郎氏はX(旧ツイッター)で、安倍元首相らへの批判を繰り返した過去の姿を

仲間を撃っているように見えました
ご自身が総理になって、批判は簡単だが実行は難しいことを実感されたのかと思いきや…
と、その変わらない姿勢に疑問を呈しました。
また、石破政権で法相を務めた牧原秀樹前衆院議員は、小泉純一郎元首相の言葉を引用し

総理の厳しさを一番知る者として沈黙こそ使命だ
と石破氏の行動を暗に批判しています。
佐藤正久前参院議員も

「丁寧な無視」で十分
と突き放しています。
有権者の厳しい視線:「何がダメだった」のか

石破氏のこうした言動に対し、有権者からは「政権批判」そのものよりも、石破氏自身の政権運営が「何がダメだった」のかを問う厳しい声が噴出しています。
コメント欄には、「ただの負け惜しみ」「平常運転に戻っただけ」といった冷ややかな反応が並びました。
特に目立つのは、

自分の在任中は何一つ日本のために良いことをしなかった

この1年は本当に無駄な時間であった
など、石破政権への強い失望感です。

安倍晋三さんが生前に『石破茂だけには総裁にしては駄目だ』と言っていたことも頷ける

早く(首相が)代わって日本のために良かった
といった手厳しい声も見られました。
また、石破氏が不快感を示したコメ政策についても、

石破政権の単に増産に切り変えても何も解決しない
と、その政策自体を疑問視するコメントも寄せられています。
高市政権が「前任者たちの尻拭いをしながらも早く結果を出している」と評価される中で、石破氏の行動は「高市首相の足を引っ張る」行為と見なされています。
中には、高市首相の振る舞いと対比し

ムスッとした表情で堅苦しい石破氏は総理大臣に向いて居ない

鳩山元総理同様、政治家として扱ってはいけない

地元の有権者は次の選挙で考えてほしい
など、議員としての資質を問う声も上がっています。
「総理としての舵取りの難しさを学んだのなら、民意によって選ばれた総裁を支えるべき」という意見が、多くの有権者の思いを代弁していると言えるでしょう。



コメント