【高校野球】綾羽高校聖地に散る。その雄姿は滋賀の誇り、ありがとう最高の夏!【甲子園】

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甲子園の空に、試合終了を告げるサイレンが響き渡り、滋賀代表・綾羽高校の夏が終わりを告げました。スコアは1-5でした。

強豪・横浜高校の厚い壁に跳ね返される形となりましたが、最後まで食らいつき、一瞬の隙も見逃さなかった選手たちの姿は、私たちの目に確かに焼き付いています。

スコアボード

9回裏、最後のバッターが打ち取られた瞬間、選手たちは膝から崩れ落ちました。しかし、彼らが顔を上げると、アルプススタンドからは万雷の拍手が降り注ぎました。

それは、勝者をたたえるものと同じくらい温かく、力強い、健闘をたたえる拍手でした。

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2回に先制!アルプスを揺るがした会心の一打

試合が動いたのは2回表。綾羽は4番・山本選手のタイムリーヒットで、強豪・横浜から鮮やかに先制点を奪いました。

インコースの難しい球に食らいついて放った一打でした。この瞬間、地元守山市のパブリックビューイング会場は、割れんばかりの大歓声に包まれました。

その後も綾羽の左腕・米田投手が粘り強い投球で横浜打線を抑え、試合は綾羽リードのまま中盤へと進みます。

魔の5回、そして友情のアルプス

しかし、五回に1死二塁とされたところで2番手の右腕市場にスイッチ。2死にこぎ着けたが、相手9番織田に中前適時打を許して追い付かれました。

六回には、3番手のエース藤田が2連続死球で無死一、二塁とされ、相手の送りバントを三塁へ悪送球する間に2走者に生還されて勝ち越されたました。

この後、安井、川北とリレーしたが、八回にも失策などが絡んで2点を追加されたのです。。

この苦しい展開の中、選手たちを支えたのはアルプススタンドからの大声援でした。この日友情応援で駆けつけた近江高校の応援団長が

「同じ滋賀の仲間として、苦しい時こそ声を届けたかった」

と語ったコメントしました。学校の垣根を越えた「アヤハディオのテーマソング」の大合唱は、最後まで選手たちの背中を押し続けました。

監督・選手の言葉に滲む悔しさと手応え

試合後、綾羽の千代監督は

千代監督
千代監督

先制はプラン通りでしたが、相手投手を崩しきれなかった。中盤の守りのミスが痛かった。しかし選手は最後までよく戦ってくれた

と毅然とした表情で語りました。また、横浜高校の監督からも

村田監督
村田監督

綾羽高校の気迫に押され、先制されて目が覚めた。粘り強い素晴らしいチームだった

と称賛の言葉が送られました。

強豪を相手にリードを奪い、あと一歩まで追い詰めた綾羽ナイン。この悔しさと、掴んだ確かな手応えは、必ずや来年のチームへと受け継がれていくはずです。

最高の感動をありがとうございました。そして、胸を張って滋賀へ帰ってきてください。

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