小惑星衝突の可能性が2.2% 被害は? 過去にはどんな衝突があったのでしょうか

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小惑星衝突 一般

『新発見の小惑星「2024 YR4」、地球衝突の確率2.2%以上』

最近NASAが2032年12月22日に地球に衝突する恐れのある小惑星について衝突確率2.2%と衝撃の発表をしました。

この確率が高いか低いかは人によって受け止め方が違うと思いますが、もし衝突するとどうなってしまうのでしょうか?

また過去に同じくらいの衝突はあったのでしょうか?色々と調べてみました。

今回発見された小惑星「2024 YR4」について

小惑星2024YR4

今回NASAから発表された小惑星「2024 YR4」はどんな小惑星なのでしょうか?

大きさは直径約40〜90mと推定され、衝突する場合には時速6万キロ以上で大気圏に突入すると予想されています。


衝突の被害規模としては、最大で、1km近いクレーターが生成され、広範囲に爆風などが予想されています。

衝突確率2.2%以上ってどれくらいの確率なのか?

大当たり

衝突確率2.2%と聞いて皆さんはどう思われますか?

ピンとこない人も多いと思うので日常生活で例えてみると。

  • スクラッチくじで200円が当たる確率
  • サイコロを2回振って2回とも1が出る確率
  • トランプから1枚引いてそれがハートのエースである確率
  • ガチャでレアが出る確率

めったに起きないけれど絶対起きないわけではない確率ですね。少し現実味を帯びてきた感じがしませんか?

もし衝突したら地球は滅亡するの?

小惑星の大きさによって、衝突時の被害は大きく変わります。以下に、小さなものから大きなものまで、被害の予測をまとめました。


1m未満(流星・火球レベル)

流星

  • 日常的な流星、隕石
  • 影響
    大気圏で燃え尽きる
  • 被害
    なし(または、ごく小規模な隕石落下)

毎日、地球の大気には数百トンの微小な隕石が降り注いでいますが、ほとんどはこのサイズで地表到達の前に燃え尽きてしまっています。

1m〜20m(小型の隕石)

小型の隕石
  • 影響
    大気圏で爆発することが多い
  • 被害
    上空で爆発すると強い衝撃波が発生(窓ガラス破損、軽傷者多数)
    地上に落下すると小規模なクレーターができる可能性
    都市部なら数千人規模の負傷者が出る可能性

20m〜50m

大爆発
  • 影響
    上空で爆発し、地上に大きな衝撃波を発生
  • 被害
    人口密集地に落ちた場合、数十万人が被害を受ける可能性
    森林や建物が広範囲で倒壊
    爆発規模は数メガトン(数百倍の原爆レベル)

50m〜100m(都市壊滅級)

クレーター
  • 影響
    地表に衝突し、大きなクレーターを形成
  • 被害
    都市直撃: 数百万人規模の死者
    海洋衝突: 大津波が発生し沿岸部に甚大な被害
    衝突地点による影響: 大規模火災、地震、局所的気候変動

100m〜1km(地域壊滅級)

  • 影響
    地球規模の影響が出始める
  • 被害
    衝突地点から数百km圏内が壊滅
    海洋衝突: 巨大津波(高さ100m級)が発生し、沿岸都市が消滅
    大気影響: 塵が舞い上がり、数年間の寒冷化

このクラスの衝突は数十万年に1回程度とされているが、もし現在発生すれば国家レベルの被害になる可能性があります。

1km〜10km(地球規模の災害級)

  • 影響
    地球環境に壊滅的影響を及ぼす
  • 被害
    数百km圏内が即死レベルの衝撃波・火災
    大津波が世界中の沿岸を襲う
    地球全体の気候変動:

このクラスの小惑星になるとNASAなどの機関の監視対象になってきます。10kmクラスの衝突は数千万年に1回と考えられています。

10km以上(文明壊滅級)

荒廃した都市
  • 影響
    地球の環境が大きく変わり、人類の存続が危機に
  • 被害
    衝突地点から数千km圏内が即死レベル
    火災・大津波・地震・火山噴火が連鎖的に発生
    数十年間の気候変動により農業壊滅・食糧危機
    人類が生存できる環境が劇的に悪化

このクラスの衝突は1億年に1回レベルとされるが、発生すれば人類は絶滅の危機に直面する可能性もあります。

過去にどんな小惑星の衝突があったのか?

地球には過去に多くの小惑星が衝突しており、その影響の規模は衝突した小惑星の大きさや速度、衝突地点によって異なります。以下に、代表的な小惑星衝突の事例を紹介します。

チクシュルーブ衝突(約6600万年前)

規模: 約10〜15 kmの小惑星
被害:

  • メキシコのユカタン半島に直径約180 kmのチクシュルーブ・クレーターを形成
  • 地球規模の気候変動を引き起こし、恐竜を含む生物種の75%が絶滅(K-Pg境界絶滅)
  • 大規模な津波、森林火災、長期的な寒冷化

カンボ・クレーター(約80万年前)

規模: 直径約1 kmの小惑星
被害:

  • オーストラリア沖で海洋衝突
  • 巨大津波を発生させ、アジア・オーストラリア周辺の沿岸に大きな影響を与えた可能性

バリンジャー・クレーター(約5万年前)

バリンジャー・クレーター

規模: 直径約50 mの鉄隕石
被害:

  • 米アリゾナ州に直径約1.2 km、深さ約170 mのクレーターを形成
  • 衝突時のエネルギーは約10メガトン(ツングースカと同程度)
  • 付近の生態系に壊滅的な影響を与えた可能性

東シベリア・ツングースカ大爆発(1908年)

ツングースカ

規模: 直径約50〜60 mの天体(小惑星または彗星)
被害:

  • シベリアのツングースカ川流域で上空5〜10 kmで爆発(クレーターは形成されず)
  • 推定エネルギーは10〜15メガトン(広島原爆の約600〜1000倍)
  • 約2000 km²の森林を破壊(樹木約8000万本が倒壊)
  • 人的被害は確認されていないが、地元住民には強い衝撃を与えた

ロシア・チェリャビンスク隕石(2013年)

規模: 直径約20 mの小惑星
被害:

  • ロシア・チェリャビンスク州上空で爆発(推定エネルギー約500キロトン、広島原爆の約30倍)
  • 爆風で建物の窓ガラスが割れ、約1500人が負傷
  • 衝撃波で広範囲の建物に被害(天井崩落など)
  • 隕石の破片がチェバルクリ湖に落下

カナダ:シャーロットタウン隕石(2024年)

規模: 直径約1m未満
被害:

  • 玄関タイルに直径約2cmのクレーター

映像と音声の両方で隕石衝突の瞬間が記録された世界初の出来事であると見られます。

玄関前に隕石が落下、その瞬間捉えたインターホンカメラの映像と音を公開 カナダ
よく晴れた日の午後だった。カナダのプリンスエドワード島に住む男性は、パートナーと一緒に家を出たところで玄関前に落ちていた...

 

「2024 YR4」が地球に衝突するとどうなる?

 2013年にロシアのチェリャビンスク州に落下した隕石でも直径約17mと程度でしたが、広島型原爆の30倍を超える爆発エネルギーを放出したと言われています。

今回の「2024 YR4」はその倍以上にあたり、衝突した場合は大きな影響が出ると思われます。

近年の例と比較すると、ツングースカ大爆発に近い被害が出ると思われます。

推定エネルギーは広島原爆の600倍以上になる可能性もあり、もし都市部上空で爆発することがあれば甚大な被害が発生する恐れもあります。

 

 

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