ドズル社の動画がつまらくなったと感じるあなた!それはドズル社の戦略です!

ドズル社 マインクラフト
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「最近、ドズル社の動画が面白くない」
「企画が子供っぽくて、昔のような熱量で見られない」

もしあなたがそう感じて、そっとブラウザを閉じたり、チャンネル登録を解除しようか迷ったりしているなら、断言しましょう。 あなたの感覚は正常です。

そして恐ろしいことに、あなたがそう感じることは、すべてドズル社の「計画通り」なのです。あなたが彼らの動画をつまらないと感じたその瞬間、ドズル社の恐るべき生存戦略は完成しています。

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多くのマイクラ実況者が陥る「黄昏の罠」

多くのYouTuber、特に息の長いゲーム実況者にとって、避けては通れない最大の敵が存在します。それはアンチでも炎上でもなく、「時間」です。

活動初期、配信者と視聴者は共に若く、同じ目線で熱狂します。しかし、時が経てば当然視聴者も歳を重ねます。かつて放課後に夢中で動画を見ていた学生は、進学し、就職し、家庭を持ち、やがて自由に使える時間が減り、YouTubeから静かに去っていきます。

ここで多くの実況者が陥るのが、「視聴者と共に大人になってしまう」という現象です。 演者自身も年齢を重ね、落ち着いたトークや、より高度でマニアックな建築・回路解説など、「玄人好み」の動画へとシフトしていく。

レッドストーン回路

それは既存のファンにとっては心地よい空間ですが、新規の子供たちにとっては「難解で入りづらい、知らないおじさんたちの内輪ノリ」に見えてしまいます。

具体的な名前は挙げませんが、かつて一世を風靡した多くのマイクラ実況者たちが、登録者数は多いのに再生数が全盛期の数分の一に留まっているのは、この「演者と視聴者の共倒れ」が原因であるケースが少なくありません。

あえて「成長しない」という茨の道

ここでドズル社がとっている戦略は、ある種異常とも言えるものです。それは「視聴者と共に成長することを拒む」という強固な意志です。

成長しない

彼らは徹底して、コンテンツの中に「幼さ」や「無邪気さ」、「分かりやすさ」を取り入れ続けています。

複雑な裏読みが必要な企画よりも、パッと見て直感的に笑える企画。高度なプレイスキルよりも、誰もが真似したくなるようなワチャワチャ感。

サムネイルの原色使いや、テロップの出し方に至るまで、常に視線は「今、YouTubeを見始めたばかりの層」に向けられています。

これは、常に新しい世代に向けて門戸を開き続けていることを意味します。 古参のファンが「少し物足りない」「子供騙しだ」と感じて離脱していく新陳代謝を恐れるどころか、それを前提として、常に「入り口の敷居の低さ」を維持し続けているのです。

王者の証明・ヒカキンとの共通点

この「常にターゲット年齢を一定に保ち続ける」という戦略の最高峰にいるのが、YouTuber界の王、ヒカキン氏です。

彼もまた、活動初期から現在に至るまで、常に「今の小学生」が笑えるコンテンツを作り続けています。

長年のファンである大人が見れば「昔よりオーバーリアクションになったな」「変顔が増えたな」と感じるかもしれませんが、それは彼が大人になったファンに合わせるのではなく、常に新しく入ってきた子供たちに合わせて自身をチューニングし続けているからです。

変顔

だからこそ、彼は10年以上トップを走り続け、世代を超えた知名度を誇っています。

ドズル社が目指しているのは、この「ヒカキンメソッド」の組織的な実践ではないでしょうか。特定の個人のカリスマ性に依存するのではなく、グループ全体として「常に新規層が入りやすい空気感」を醸成する。これは「マイクラ実況グループ版ヒカキン」を目指すような、極めて難易度の高い挑戦なのです。

あなたの「卒業」は、彼らの「成功」

つまり、あなたが「最近面白くない」と感じたその瞬間こそが、あなたがドズル社のメインターゲットとなるゾーンから「卒業」したタイミングなのかもしれません。

卒業

かつてのあなたがそうであったように、今この瞬間も、日本のどこかで新しい視聴者がドズル社の動画に出会い、「なんて面白いんだ!」と目を輝かせています。常にフレッシュな視聴者を獲得し続けるために、彼らはあえて「大人にならない」という茨の道を選び続けているのです。

もし彼らの動画を見て「変わってしまった」と嘆くのなら、それは逆です。彼らは「変わらない」ために、必死に努力をしているのです。

ドズぼん

視聴者が卒業していくことを見越した上で、常に一定の無邪気さを供給し続ける。この冷徹なまでの計算と、それを実行し続ける胆力こそが、ドズル社という組織の本当の凄みなのかもしれません。

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