お笑いコンビ「千原兄弟」の千原せいじさんが、自身のYouTubeチャンネルで公開した謝罪動画が、騒動を鎮静化させるどころか、さらなる批判を呼び起こし、再炎上する事態となっています。
発端となったのは、埼玉県戸田市の河合悠祐市議会議員との対談動画での「お前、いじめられっ子やったやろ?」という発言。この発言が大きな批判を浴びたことを受け、千原さんはスーツ姿で神妙な面持ちで謝罪の意を表明しました。
しかし、その内容に対し、動画のコメント欄には視聴者からの厳しい指摘が殺到。「全く反省が感じられない」「火に油を注いでいるだけ」といった声があふれかえっています。

一体、なぜ謝罪動画がこれほどの反発を招いているのでしょうか。数千件に及ぶコメントから見えてきた「世間の声」をまとめました。
最大の批判点:「謝る相手が違う」- 当事者・河合氏への謝罪なし
コメント欄で最も多く指摘されているのが、暴言を吐いた直接の相手である河合悠祐市議への謝罪が一切ないという点です。

体裁だけ謝罪風ではあるけどなにより河合氏への謝罪がないことが プライドの高さと、この謝罪の意味の無さを表してる。

まず河合さんに謝らないと。 反省したと言えない。変わってない。
視聴者は、不特定多数の「皆様」へ向けて謝罪する前に、まず一人の人間として、深く傷つけたであろう河合氏へ謝罪するのが筋だと感じています。
この点を無視した謝罪は、ただの体裁を取り繕うためのパフォーマンスに過ぎず、「プライドが高すぎて謝れないのだろう」という失望の声に繋がっています。
「誰も誤解していない」- “誤解”という言葉選びへの強い反発
動画内で千原さんは「誤解を与えるような発言をしてしまった」と述べましたが、この「誤解」という言葉選びが、視聴者の怒りをさらに増幅させています。

誤解って何の誤解を与えたんだろ?そんな勘違いや誤解はなく、そのまま受け取るような発言だったと思います。

誤解を与えたってなんやねん。こっちが誤解したみたいやんけ。こっちが悪いみたいやんけ。 謝る気ないやろ

大丈夫です “誤解”は何も与えていませんよ
多くの視聴者は「私たちは何も誤解などしておらず、あなたの発言をありのまま受け取っただけだ」と感じています。「誤解」という言葉は、非が自分にあるのではなく、「聞き手が勝手に間違って解釈した」というニュアンスを含み、責任転嫁していると受け取られています。
本質的な問題から目をそらし、視聴者側に非があるかのような物言いに、強い反発が生まれています。
「今更感が満載」- 遅すぎたタイミングと見透かされる本心
騒動から数ヶ月が経過してからの謝罪というタイミングの遅さも、その信憑性を著しく欠く原因となっています。

時間が経っての謝罪… 仕事に影響出たからしゃーなしやろな

凄く演技っぽい。言わされてる感、俺は悪くない感、身を守るためのしゃーなし感
多くのコメントが、「仕事がなくなってきて、経済的に困窮したから仕方なく謝っているだけだろう」とその魂胆を見透かしています。
カンペを読んでいるかのような不自然な目線や、心からの反省とは思えない硬い表情も相まって、「やらされている感」が満載の謝罪コントだと揶揄する声も少なくありません。
さらなる悪手:「動画消してるやん」- 証拠隠滅とも取れる行動

さらに、問題の発端となった河合氏との対談動画が削除されていることも、批判の対象となっています。

動画消してるじゃん。 これじゃ何に対して謝罪してるのか判らない。

河合市議が「絶対に動画消さないでくださいね」と書いてたやろ😡
対談相手である河合氏が「動画は消さないでほしい」と釘を刺していたにもかかわらず削除した行為は、自らの非を隠蔽しようとする証拠隠滅行為だと捉えられても仕方がありません。
何に対して謝罪しているのかすら不明瞭になり、その場しのぎの対応であるとの印象を強くしています。
結論:これは謝罪ではない

「一体、誰に、何のために謝っているのか」コメント欄に溢れる声は、この一点に集約されます。当事者への謝罪を欠き、責任転嫁とも取れる言葉を選び、世間が忘れかけた頃に、生活のために仕方なく頭を下げる。そんな姿勢は、到底「謝罪」として受け入れられていません。
今回の動画は、千原せいじさんが世間の感覚からいかに乖離しているかを露呈し、騒動の鎮火とは程遠い、さらなる燃料投下となってしまったようです。
コメント