ヒートショック対策はホームセンターが一番?原因と対策をまとめました。

温かいトイレ 生活情報

先日女優で歌手の中山美穂さんが入浴中に亡くなられました。詳しい死因がはまだ不明ですがヒートショックが原因ではないかとも言われています。54歳とまだ若い人でも起こり得るヒートショックについて原因と対策をまとめました。

いろいろな対策がありますがホームセンターに行くと対策商品が多く並んでいてリフォーム対応もしてくれるので私は一番オススメです。

ヒートショックとは

ヒートショックは、急激な温度変化によって体が受ける生理的な負担のことを指します。特に、冬場に起こりやすく、温かい部屋から寒い場所(またはその逆)への移動が原因となり、血圧や心拍数が急激に変動します。これにより、脳梗塞や心筋梗塞、失神などの重大な健康リスクが高まります。


ヒートショックの主な原因

  1. 温度差
    温かい部屋から寒い浴室や脱衣所に移動するなど、体が短時間で温度差にさらされることで血管が急激に収縮や拡張します。
  2. 高齢化
    高齢者血圧調整機能が低下しているため、温度差に対する適応力が弱い。
  3. 暖房設備の不足
    家の中で温度差が大きいと、移動中に体温調整が難しくなります。
  4. 血圧の変動
    熱いお風呂に急に入ると血圧が急上昇し、その後急降下することがあります。

ヒートショックを防ぐ対策

1. 家の中の温度差を減らす

  • 脱衣所や浴室にも暖房を設置する。
  • 部屋間の温度をできるだけ均一に保つよう工夫する。

2. 入浴時の注意

  • お湯の温度を 40℃以下 に設定する。
  • 浴室を事前に暖める。
  • 湯船に入る前に、シャワーで体を温めておく
  • 急に立ち上がらないように注意する(立ちくらみ防止)。

3. 体調管理

  • 高血圧や糖尿病などの持病がある場合は、医師に相談し適切な管理を行う。
  • 食後や飲酒後すぐの入浴を避ける(血圧変動を避けるため)。

4. 適切な衣服の着用

  • 暖かい衣服を着る。
  • 特に高齢者は、部屋間の移動時にも寒さ対策をする。

5. 家族や周囲の見守り

  • 高齢者が一人で入浴する場合、家族が注意を払い見守る。

具体的な対策の提案

ヒートショックの原因と対策について解説してきましたが、ここからは具体的に何をすればいいのかを解説していきます。みなさんの環境に合わせてベストな方法を選んでくださいね。

対策レベル1:温かい服装やカイロの常備

一番簡単な対策は常に暖かくしておくことです。温かい部屋から出る時には上着を羽織ったり、カイロなどをしっかり常備して体温が急激に変わることがないように対策をしましょう。

対策レベル2:持ち運びできるポータブル暖房器具

最近では持ち運びできるポータブル暖房器具が多く販売されています。中でもセラミックファンヒーターは電源を入れてすぐ暖かい空気が出てくるので便利です。トイレに行く際や脱衣所に行くときなどに持って行って、そこで電源を入れればすぐに温風が出てくるのでとっても便利です。商品を選ぶ際には下記の点に注意するといいかと思います。

  • 速暖性能
    何畳温められるのかとかの能力はあまり気にしなくていいです。電源を入れてどれくらいで温風が出てくるのか?いう速暖の性能をしっかり調べましょう。暖かくなるまで5分もかかったらトイレ終わっちゃいますよね(笑)
  • 本体の重量
    本体の重さは重要です。持ち運びが多くなるのであまりに重いと使わなくなってしまいますからね。個人的には3kg以下がいいかと思います。
  • 持ち運びやすさ
    取っ手がついていたりすると持ち運びができてとても便利です。ただ、なかなか取っ手付きは少ないので重さと合わせて持ち運びやすさを見てください。

ポータブル暖房器具は実際にお店で持ち上げてみたりして自分の使い勝手を確認するのはとっても大事です。できれば近くのホームセンターや電気屋さんで実物を見て購入するのをオススメします。

対策レベル3:リフォームで浴室暖房機能を

ポータブル暖房器具を持ち運ぶのが面倒な方にはやはりリフォームで浴室暖房をつけることをオススメします。

ポータブル暖房に比べると価格も高いのですが、メリットがたくさんあります。

  • 持ち運びの手間がない。
  • 使用する前にあらかじめ運転させておくことができる。
  • 浴室暖房機能だけでなく、乾燥機能や涼風機能、換気機能もある。
  • 機種によっては人感センサーなどがついており、使用時に自動で運転してくれる。
浴室暖房

このような多機能な浴室暖房はとっても便利でQOL(生活の質)をとっても向上してくれると同時にヒートショック対策にもなるのでホントにオススメできます。

まとめ

ヒートショック対策は健康被害が出てから対策しても遅いのでぜひ今のうちの対策をしましょう。特に高齢のご家族がおられる方は今のうちに対策をしておけば不慮の事故を防げます。
ホームセンターや電気屋さんに見にいけば対策レベル1から対策レベル3まで全て対応できます。

予算や状況に応じて選択すればいいのではないのでしょうか。

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