「先祖の血が騒ぐ」—成年を迎えられた悠仁さまの素顔に迫る

「校庭で蹴まりをしていたとき『先祖の血が騒ぐ』って、ご自身で“皇室ジョーク”をおっしゃっていましたね」

これは、悠仁さまの高校時代の同級生が語った、何とも微笑ましいエピソードです。このユーモアあふれる一言は、悠仁さまがご自身の立場を理解されながらも、親しみやすいお人柄であることを私たちに感じさせてくれます。

2006年9月6日、皇室に約41年ぶりに誕生された男子、悠仁親王殿下。日本中が喜びに沸いたあの日から、私たちはまるで親戚の子どもの成長を見守るように、そのご成長を拝見してきました。そして2024年9月6日に18歳のお誕生日を迎え、成年となられました。

話題のワダイでは、皇室をあまり知らない方にも悠仁さまを身近に感じていただけるよう、その血筋やご生い立ち、心温まるエピソードをご紹介します。

悠仁さまの血筋と、その「重み」

悠仁さまは、秋篠宮文仁親王殿下と紀子妃殿下の長男としてお生まれになりました。

父である秋篠宮さまは、上皇陛下の第二皇子。つまり、悠仁さまは初代神武天皇から続く、世界で最も古い歴史を持つ皇室の血筋を引くお一人ということになります。

特に、悠仁さまのご誕生は、皇室の未来にとって非常に大きな意味を持っていました。お姉さまである眞子さん、佳子さまに続き、久しく男子の誕生がなかった皇室にとって、次世代へ皇位を継承していく上で、まさに待望の存在だったのです。

現在の皇位継承順位は、以下のようになっています。

現行の皇室典範では、皇位は「男系の男子」が継承することと定められています。そのため、悠仁さまは父・秋篠宮さまに次いで、皇位継承順位第2位となられます。

いずれは天皇となられるお立場。その重責を背負いながら、悠仁さまは日々を歩んでいらっしゃいます。

国民の大きな祝福を受けて誕生された悠仁さま。そのご成長の道のりは、好奇心と優しさに満ちています。

高校の同級生たちは、悠仁さまを「親しみやすく、『ひいちゃん』と呼んでいました」と語ります。

冒頭でご紹介した蹴鞠のジョークのように、ご自身のルーツにまつわる事柄を交えながら、周囲と和やかに交流されるお姿が目に浮かぶようです。

休み時間にはバスケットボールやバドミントンを楽しまれ、文化祭などの学校行事にも積極的に参加されるなど、特別扱いされることなく、ごく自然に学友との輪の中に溶け込んでいらっしゃったといいます。

幼い頃から、昆虫をはじめとする生き物に強い関心をお持ちだった悠仁さま。特にトンボへの情熱は有名で、ご家族で赤坂御用地を散策される際には、いつも網とカゴが手放せなかったそうです。小学校の卒業文集では、トンボの生態調査のために小笠原諸島を訪れた経験を綴られました。

悠仁さまの進学先は、度々注目を集めてきました。幼稚園から中学校までお茶の水女子大学の附属に通われ、高校は筑波大学附属高等学校へ進学。これは、多くの皇族方が通われてきた学習院とは異なる道でした。

「自分で考え、自分の道を選んでほしい」という秋篠宮ご夫妻の教育方針のもと、悠仁さまは新しい環境に身を置き、多様な価値観に触れながら学んでこられました。

成年という大きな節目を迎えられ、ますます凛々しくなられた悠仁さま。その健やかなご成長は、私たち国民にとって何よりの喜びです。

これからも、悠仁さまがその旺盛な探究心とユーモアのセンスを持ち続け、豊かな経験を積まれながら、ご自身の道を力強く歩んでいかれることを、心から願ってやみません。私たちはこれからも、その歩みを温かく見守り続けていくことでしょう。